実に、4年程前に書いた記事ですが、今も拵の関係などで、よく、ぶつかるテーマなので、少し修正しつつ、再登場させました。(意外と困る所は変わってませんね)

 

 現在、赤松太郎一門、四朗国光一門、長船助光刀匠の御刀の注文打ちを承っています。

 

 そこで少し刀のサイズについて考えてみたいと思います。

 

 今作っている刀は、いずれも私から言えば長めで、長身の方にはちょうどよく一般的に好まれる長さで注文をしておりますが、身幅がかなり大きめに取っております。

 

 先日のブログで書かせていただいたように、刀装具との相性と言う落とし穴があるので、その点に十分な注意が必要です。あまりに幅が広すぎると、会う金具がありません。

(当店は、ハバキのサイズや重ねにもよりますが、縁金の幅は、元身幅+1㎝を推奨しています)

 

 長い分には、さやを長く作ればそれで終わりなのですが、金具自体をオリジナルで作ってもらうとなるとかなり高額となります。

 

 お金がいくらかかってもいいから野太刀のような大きな刀が欲しいと言われる向きには、それでも良いと思うのですが、一般的な人の場合、お金がいくらかかってもいいとはなかなか言いにくいと思います。

 

 その点を考えると、元身幅は、32ミリ~34ミリ程度までに抑えるのが無難かと思います。

 

 それ以上になると縁が適合するものが非常に少なくなり、デザインも選べず、鞘が縁金より太く成り易く、全体が完成した時に、少し不細工に成りがちです。

 

 元重ねも、8ミリ迄にした方が、切っ先を走らせ易いと思います。

 

 私も9ミリを超える軍刀身を使っていたことも有りますが、全体がずんぐりむっくりした感じで、畳は斬り難かったです。

 

 ある程度、「抜け」も考慮すると、最近では7ミリ有ればそれなりかなと思う様に成りました。刃筋が通っていれば、7ミリ有れば十分それなりの太さの竹でも問題無いと思います。

 

 先幅も24から26ミリ有れば十分で、先重ねも、5.0ミリから 5.5ミリ有れば十分かと思います。

 

 樋を掘ると樋鳴りはするものの、研ぎ等で、5万円程度費用が多く掛かる事から、重い刀の苦手な向きには、重ねを薄めにして軽く作る方が、価格的には、安く作れます。

 

 注文打ちでサイズを考える場合に参考にしてもらえると良いかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご存知の方も多いかと思われますが、戦前戦中に置いて、岡山刑務所で、囚人の教化事業として、日本刀の作成が行われていました。

そのこと自体、日本人の気質と歴史を表す大きな出来事だと思いますが、実用性も高く、出来の良い刀が多かった事も、日本の歴史に刻んでおきたい事だと思います。

美術刀剣の有名な研師さんにお願いした為、かなり高額に成ってしまいましたが、このお刀の歴史的な価値をご理解頂ける方なら、価格はご相談させて頂いても良いと思っています。

お問い合わせ欄から、是非ご相談ください。

【研ぎ上がり・美しく、斬れ味保証、歴史の証人として】「江村刀」66.1cm 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!