昨年の今頃、下記の様なブログを書いていました。

 

 そして、今、その通りの様なお刀が買取依頼で来ています。

 

 特注が重要な部分にあり、只今値段設定に悩んでいます。

 

 

 

 

 以下昨年書いた記事です。

 

将来の転売を考えるなら

 刀に、自分好みの拵を作ったり、注文打ちで新しい刀を作る時、死ぬまでの愛刀とする場合は、関係の無いことですが、「お金に困ったり、より良い、古名刀を買う為、将来、転売する事もあるかな。」と考える場合は、注意して欲しい事があります。

 

 刀との出会いは、一期一会の巡り合わせですから、良いと思った物を長く使って頂くのが良いのですが、中々、諸事情でそうならない場合もあります。

 

 その時、少しでも、高く売りたいと考えるのであれば、注意しておくべき点がいくつかあります。

 

 あくまで、私が販売していて、感じた事ですから、全て正しい事と考えて頂く必要は有りません。

 

 その点は、先に申し上げておきます。

 

 まず、刀身ですが、

 

 ①為銘は入れない方が良いです

 他人の為に作られた刀は、古名刀ならともかく、現代刀の場合、販売する時は、やや不利に成ります。売れ難いです。

 

 ②彫り物はしない方が良いです。

 どうしても個性を出したくて彫り物をしたい場合は、法具や梵字等ポビュラーの物にした方が良いです。手入れが大変に成りますし、研代が確実に上がります。

 

 斬る人は、特に嫌がる傾向が有ります。

 

 ③直刃は避けて、少し変化のある刃紋の方が好まれます。

 直刃の綺麗なものは、気品があって、玄人好みしますし、研代も安く成りやすいですが、素人受けし難く、販売する時は、やはり変化のある刃紋が好まれる傾向が強いです。

 

 

拵について、

 

 ①あまり派手な色使いはしない方が良いです。

 原色の鮮やかな物は、個性的で面白いのですが、道場によっては、先生から派手過ぎと言われる事も有るので、売れ難い傾向が有ります。

 

 ②金具を真鍮で無く、銀無垢にしたり、塗を本漆にするのは、むしろ価値が上がる場合が有りますが、その逆に、刀身が大変良い物の場合、あまり安めの金具を使うと、刀その物が安っぽく見えて、全体として価値を落とす場合が有ります。

 

 ③家紋も入れない方が良いです。

 鞘などに家紋を入れる場合、家紋シールなら、時間をかけてゆっくり剥がせば、ほとんと綺麗に落ちますが、蒔絵でちゃんと入れると、落とすことが出来ません。

 

 他家の家紋の入った拵は、新たに刀を買う人からは、避けられる傾向が有ります。

 

 ハバキ等に入れるのも、作る時は、非常に高額に成りますが、他家の家紋を喜ぶ人は少ないです。

 

 一言で言うと、個性を出した、自分仕様は、自分以外の人には、「余計な事」でしかない場合が多い事を理解しておく必要が有ります。

 

 転売はどうしようもなく困った時だけで、ずっと大切にしていくと思うなら、自分仕様は大いにして、楽しめば良いと思います。

 

 ただ、リスクも出る事を考えて、納得済みでしていただく事が大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

江戸時代最大の大火である、明暦の大火があり、厄払いの為、万治と改元されて二年、

前年には、有名な真田幸村の兄、信之が亡くなり、この年には「忠臣蔵」で有名な、大石内蔵助が生まれる等、戦国の時代が終わり、太平の時代に向かう転換期の様な時代に作られたお刀です。

長く猛々しいお刀では有りませんが、長さの割に刀身重量もしっかり有る、まだまだ、実用品であった時代のお刀と思います。

【斬れ味良し・在銘、年紀有り】「長州萩住二王清忠」67.0cm 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!