博物館開館30周年記念特別展 H29 12月17日()まで(終了)

 

   「 静岡ゆかりの名刀展 」

  ( 義助、助宗などの戦国時代の島田、藤枝の刀匠、武将などの刀 )

 

H29 11月 3日(祝) ~ 12月17日()
  藤枝市郷土博物館  藤枝市若王子500
   午前9時 ~ 午後5時 ( 大人400円、中学生以下 無料 )
   休館日 ( 月曜日、祝日の翌日 )

 

嶋田住源義助 20.0cm 鵜の首造り 鎧通し短刀 拵え付

江戸初期 短刀でも重ねが厚い

 (* 鎧通し短刀の、期間内の展示は ありませんでした。)

刀剣の紹介ページへ ( 刀 KATANA 2 )

 

 

嶋田住清兵衛義助 永禄二年二月日 21.6cm おそらく造 短刀

(長銘で、年記の入った貴重な作)

助宗 の「おそらく造り」 (信玄→秀吉→片桐且元)は、帽子がこれより長めで、

この義助は、それより、詰んだ良い鉄で鍛えてあります。

(この時期、島田鍛冶の総領的な立場であったと思われますので。)

武田信玄が、出家した年に、自身の依頼で最初に注文したものと思われます。

大太刀の モノ打ち部分を、切り取ったような、姿をしていて、重ねは 極めて薄い。

・湧水心貞吉氏の「おそらく写し」が、並べて展示してありました。

 

翁助宗作 一尺三寸一分0厘 太刀銘.菖蒲造り 脇差

依頼主の注文か、異形の造り込み 慶長頃

重ねが厚いため、ズシリとしている。

代を譲った、隠居後の作か、この銘は 他に例がない。

(展示は、太刀裏。銘は 図録で確認願います。)

・秋葉神社に奉納された剣は、この助宗 自身の奉納と思われます。

 

 

助宗 50.6㎝ 彫 御題目「南無妙法蓮華経」 脇差

天正頃 裏は 「草の倶利伽羅」

御題目は所持者の死生観を表す。戦に赴くときに仏の加護を。

 

駿河守嶋田住廣助  41.2cm 平造り脇差

寛文新刀

 

義助作 71.8cm 刀

天正頃 直刃 鳥居反り 山城伝狙い 義助は 良い鉄を使っています

室町時代の 義助は、出来の良いモノに 義助作と 銘を切ります

京の五山で修行し、還俗して、今川家の家督を継いだ義元 本人、

もしくは それに極めて近い武将の注文品か。

刀の姿が、京の雅を映してます

 

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同時展示の刀装具の補足説明 (参考までに !)

* 「笹に亀図」

 後に藻を生やした亀は、蓑亀。耳のあるのは、人の声が聞こえるという 神亀

 

* 揃金具の「宝尽図」

 打ち出の小槌蔵の鍵米俵砂金袋、分銅(黄金.千枚)、

 [ 魔法のアイテム ]

 何でも願いの叶う 宝珠、姿の消せる (隠れ蓑)、物を乗せて宙を飛んで運ぶ など。

 

* 赤銅 (しゃくどう) =  金と銅の合金を、色揚げして、黒色にしたもの。地金に金を混ぜてある為、それだけで高価な物。

 

* 魚々子地 (ななこじ) = 魚の卵状に、整然と 凸の突起を、並べたもの。(凹の鏨で、打ち込んだ物。)

 後藤家の魚々子師 (専門の下職)は、三十半ばで、目を悪くしたり、

幕府の御用で、失敗のできないプレッシャーで、自死したりと、相当なもの。