徳島国際短編映画祭2017

テーマ:

わたしとしてはがんばって早起きして、日曜の午前中に「徳島国際短編映画祭」というのに行ってきた。まあ、自転車で行けるところにある「あわぎんホール」という、公民館をちょっと大きくしたような会場。

今年で二年目らしく、札幌の国際短編映画祭と提携しているとのこと。3月3日から三日間、今年のテーマ「映画音楽」にちなんでシネマオーケストラつきの映画上映やワークショップ、トークショーなども。

 

わたしが観に行ったのは、「インターナショナル」というプログラムで、今年のアカデミー賞短編部門のグランプリをとった『合唱/Sing』が(たまたま)入っていたこともあって、興味をそそられた(こういう映画が徳島で観られることは貴重なので)。日曜とはいえ、朝の9時半開演ということで、人の入りはさほどでもない。大丈夫かな、と思ったけど、オープニングやシネオケにはだいぶ集客したのだろう(たぶん)。

 

「インターナショナル」は6本の短編映画が上映された。

『トラッシュ・キャット』(アニメーションコメディー/アメリカ)

パソコンの画面に猫が入り込んで飼い主のゴミ箱をあけてしまうという話。2分弱の超短編。

『嵐を乗り越えて』(アニメーション/イギリス)

奥さんが亡くなってしまった老人が、歯磨き粉を買いに行く、というそれだけの話。絵本のような映画。

『イマジナプト』(フィクションファンタジー/アメリカ)

アニメというか、ゲームの世界というか、今風なこどもの空想の世界。

『彼女とTGV』(フィクションドラマ/スイス)

ジェーン・バーキン(もはやシャルロット・ゲンズブールのお母さんとしてのほうが有名?)が主演で、この作品もアカデミー賞にノミネートされていたらしい。家の前をTGV(スイスとフランスをつなぐ新幹線みたいなの)が走るっていうのは、日本では考えられないことかもだけど、実話に基づいた話らしい。なんか、切なくなる話です(ジェーン・バーキンがもう、ほんとにおばあさんで)。

『ブンガ・サヤン』(フィクションドラマ/シンガポール)

シンガポールはいま、こんなふうに多民族がいりまじって暮らしているのでしょうね。言葉の通じない少年と老婆の関係がほのぼのと描かれていて、観終わったあとにじんわり沁みてくる。

『合唱/Sing』(フィクションドラマ/ハンガリー)

合唱部に入ったら、みんなのためにあなたは歌わないで口パクでいて、と先生に言われてしまう主人公。そう言われていたこどもが何人もいて……。コンクールの本番で何かあるんだろうなと思ったら、期待を裏切らない痛快なエンディング。『彼女とTGV』とこれは、30分くらいの短編なのだけれど、じゅうぶんに映画一編観終えた満足感がありました。

 

午後3時からは映画音楽のトークショーで川井憲次さんなども登壇されるとのことで、一回帰ってまた来るか? とも思ったけど、さすがにそれは諦めた。

 

会場には徳島のゆるキャラたちがたくさんいたり、徳島の物産展みたいな出店が出ていたりしたけど、全体的には盛り上がりに欠ける印象。三日間、入場無料で、シネマオーケストラでは手塚治虫の『展覧会の絵』を上映するなど、それなりにがんばっているのだから、もう少し宣伝などの工夫があってもよかったか(わたしはたまたまいつも見ているケーブルテレビの情報番組で知った)。去年は4〜5000人の動員だったとか言っていたように思いますが、それでも、もったいないですよね〜。

 

帰り道に遭遇したアニメのイベントのほうがよっぽど盛り上がっていたよ……。