講演会 | 片桐あきひろオフィシャルブログ

講演会

JAXAの上野精一氏に和歌山市に来ていただき、宇宙に関する講演をしていただきました。

JAXAの取り組みと民間ビジネスとして宇宙がクローズアップされている現実を知ることができました。

宇宙ビジネスはアメリカが進んでいますが日本でも進んでいることが分かり、改めて和歌山県が民間ロケット射場誘致をしていることは先駆的な取り組みだと感じました。

和歌山県でロケット射場の立地を実現することを期待しています。



さて地球から約100km上空になると空気がなく宇宙空間になっています。

地表からわずか100kmの距離が宇宙なのです。そして衛星などが存在している地球からの距離は約400kmで、これは概ね東京から大阪までの距離なので、地球と宇宙は思っているよりも近いことが分かりました。


また衛星は地球を90分で一周するスピードだそうです。

これよりも速くなると地球から外に飛んで行ってしまい、これよりも遅くなると墜落するそうですから、凄い技術だと思います。

「何事も積み重ねによって学ぶことができる」と説明してくれました。


そして「見つけた問題については表面だけを見るのではなくて深層部分まで掘り下げて原因究明をしていくことが大切です。

目の前で起きていることをつぶすだけではなくて、裏に隠れているものを究明していくことが技術を進歩させることになる」ことを伝えてくれました。

日本はこの深層部分まで究明していく技術力と粘り強さが他の国よりも優れているので、世代を超えて伝えたいことだと教えを受け取りました。


上野先生に講演のために和歌山市にお越しいただき、素晴らしい話を聞かせてもらったことに感謝しています。