平壌で開催されたロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩労働党総書記の会談は、色々な意味で注目されました。

 

{プーチン大統領&金正恩の似顔絵)

 

巷間言われている国際秩序に対抗する親玉同士、いわゆる「悪の枢軸」の会談なので注目が集まるのは当然ですが、具体的な合意内容が憶測だけではっきりせず、ちょっと騒ぎすぎの感は否めません。

根底に属国扱いだった北朝鮮に大統領がわざわざ足を運ぶロシアの弱みが露呈した感があり、ウクライナ侵攻の終結が見えない中、ロシアは北朝鮮の武器生産能力が欲しいのは間違いありませんが、多角的な外交を展開することで中国に従属する立場にならないという戦略的な意図が垣間見えます。

一方北朝鮮問題で最近話題になってきた感がするのが、金正恩政権の崩壊の問題で何時崩壊するのかという事です。

政権12年で、洗脳教育で権力を支えている恐怖政治に限界が見えているという、北朝鮮ウオッチャーが多くいます。

北朝鮮がロシアの軍事進攻を支持し、その代価として食糧支援や軍事情報を求める事が世界を危うくする要因になっているので、日本政府は、北朝鮮の崩壊に備えた準備しておくことが必要であることだけは間違いありません。

「窮鼠猫を噛む」といわれるように、捨て身の言動を取る可能性が高いと思われます。

 

                 似顔絵エンピツしんちゃん