モハメド・アリ・モスクはモハメド・アリが建設したモスクで、1824年に着工し、1875年に完成しています。元々オスマン帝国の軍人であったモハメド・アリがエジプトに派遣されてきたのをきっかけに権力抗争の末エジプト総督に就任、政権を樹立して新王朝を成立。その結果、エジプトはオスマン帝国から事実上の独立を達成したため、ムハンマド・アリは「近代エジプトの父」と呼ばれ、エジプトで現在も歴史的ヒーローのように愛されているようです。

 モスク内部の礼拝場は土足厳禁で靴を脱いで手にもって入ります。観光客は皆、絨毯が敷き詰められた床に座って内部を見学することになっています。

 モスク内部の装飾としてイスラム教の偶像崇拝の徹底排除の教義に従い、神や天使や預言者・聖者の像(偶像)は置かれることも描かれることもありません。礼拝時はメッカの方向の目印になるミフラーブに向かって礼拝する決まりになっています。

 この辺りはカイロのイスラム地区(旧市街)と呼ばれるエリアで、歴史地区としてこの土地自体が世界遺産に登録されています。

 

メッカの方向を向いた礼拝場

アラバスター(大理石の一種)製の石材がふんだんに使われています。

 

メッカの方向を向いた礼拝場

中央の壁の窪みはミフラーブと呼ばれ、これは、『コーラン』の規程に従ってメッカの方向に

対して行わる礼拝の方向をモスクに集う人々に指し示すためのもの。

中央の階段が付いたものは集団礼拝時にイマーム(指導者)が説教をする

説教壇(ミンバル)でその右の階段はさらに大きな説教壇です。

 

中説教壇全景

装飾が見事です。

 

中説教壇上部

 

大説教壇全景

 

中説教壇の下部の幾何学模様の装飾

階段の柵の部分には月と星がデザイン化されています。

 

礼拝場に座り込んだイスラム教徒の家族(観光客)

モスク内部は土足厳禁なので靴を持って内部に入ります。

子どもたちが可愛いですね。

 

モスク中央の大ドームから吊り下げられたシャンデリア

 

大ドームと小ドームのつなぎ目のアラビア文字

 

礼拝場の透かし彫りの装飾
イスラム教の偶像崇拝の徹底排除の教義に従い、神や天使や預言者・聖者の像(偶像)は

置かれることも描かれていません。

 

礼拝場の透かし彫りの装飾

 

モハメド・アリ・モスクの大ドームを支える柱の横の

アーチと装飾

 

モハメド・アリ・モスクの大ドームを支える柱の一つ

 

小ドーム真下からの眺め

 

小ドーム真下からの眺め

 

モハメド・アリ・モスクのミナレット

2つあるうちの一つです。

 

モハメド・アリ・モスクから遠くに

ギザの三大ピラミッドがかすんで見えました。

南西の方向にあります。

 

 

撮影:2018年1月27日 

 

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