凹んだ眼球も治します - 眼窩骨折の治療①

当院で、バセドウ病で眼窩脂肪が増えて眼球突出という状態を治すことを行っているのは当ブログの読者の方々はご存知だと思います。

眼窩減圧術という手術で、目の奥の増えた脂肪や骨の一部を取ることで
眼の奥のスペースを大きくして目を凹ませるのです。

専門的な知識が必要で、たぶん当院がダントツ日本で一番手術やっています。


では逆に凹んでしまった場合にはどうなのでしょう?


凹んだ眼、これはどんな時に起こるか。


眼を含む骨に囲まれたスペースを眼窩といい
眼窩のまわりの骨を眼窩骨といいます。

眼窩骨の外側は骨が分厚くて硬くなっています。
また上は脳みそになっていて硬膜という硬い組織で裏打ちされています。

その一方で下は上顎洞、内側は篩骨洞というスカスカの空間になっているのです。(画像は下記リンクよりお借りしました)

 


https://medical.jiji.com/medical/011-0280-01

眼を強打すると衝撃を吸収する過程でこれらの骨が折れるようになっています。
それと同時に眼窩の組織(脂肪や筋肉)がそれらのスペースに飛び出すのです。

これが眼窩骨折と言われる状態です。

折れる場所によって、眼窩下壁骨折、眼窩内壁骨折、はたまた眼窩内下壁骨折なんて言われたりします。

さきほど言った理由で眼窩外壁や上壁の骨折はなかなか起こりません。


眼窩骨折が起こって眼窩組織がスペースに飛び出すと
必然的に眼窩全体がそちらに引っ張られて、目が凹んだり、
筋肉が引っ張られることでダブって見えるような症状が出たりするのです。


目が凹んでしまった状態を、眼球陥凹と言います。

今回のシリーズは、この目の凹んでしまった方々の話をしたいと思います。



2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/
新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
http://www.kashima-oc.com/

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