こんにちは。研修医Hです。

 

突然ですがみなさん、「医療生協」ってご存知ですか?

 

「生協(生活協同組合)」とは、農協(農業協同組合)や漁協(漁業協同組合)などの「協同組合」の一つで「生協法(消費生活協同組合法)」に基づき設立された組織です。

 

医療生協は、地域の人々が、それぞれの健康・医療とくらしにかかわる問題をもちより、つくられた共同組織です。

 

鹿児島医療生活協同組合「医療生協について」

 

私たちが研修している鹿児島生協病院は、「鹿児島医療生協」の事業所の一つです。

 

この医療生協の「担い手」は、組合員さんとして活動されています。組合員さんたちは医療生協の意思決定や運営に参画されたり、医療・福祉の専門家であるスタッフと協力しあいながら地域で日常的な健康づくりに取り組んだりと、地域に根差して精力的に活動をされています。

 

研修医Hは先日、そんな組合員さんたちの活動の場である「班会」に参加してきました。

 

班会は地域や構成員ごとに様々な場所やメンバーで開催されています。この日研修医Hが訪問したのは谷山東地域にあるNさんのお宅で開催されている「あじさい班会」。

 

研修医H、Nさんのお宅に続々と訪れるみなさんの血圧を測ります。

 

 

この日の班会の内容は研修医Hのポートフォリオ発表と鹿児島生協病院の3年目ナースのみなさんが作った病院紹介動画の鑑賞でした。

 

 

ポートフォリオは自己紹介から始まり、私が研修医となって半年の間に経験したこと、心に残った患者さんのことなどをお話させていただきました。発表後にはみなさんから元気をいただけるようなコメントをたくさんいただいて嬉しかったです。

 

班会に参加して印象に残ったのは、とにかくみなさんがお元気なこと!でした。参加者の中には80代、90代の方もいました。班会のような「人とのつながり」が得られる場がみなさんの元気の源になっているのだろうと思います。

 

コロナ禍が始まってからなかなかこのような人の集まりを開催しづらくなってしまった一方で、コロナ禍だからこそ「人とのつながり」を求める思いは強くなっているように思います。

 

班会のみなさんから元気をいただきつつ、地域の誰も取り残すことなく「つながり」を絶やさないために、私たち病院スタッフにできることを考えた日でした。