今回も模型ネタです。

グリーンマックスの「近鉄2610系」です。

友人が保有していたものを譲り受けたため、こちらでは一切手を加えていません。

塗装済みキットを組み立てたものと思われます。

2610系は4両17編成の計68両が在籍しますが、前期型と後期型の2種類があります。

前期型の2611F(X11)~2616F(X16)はクーラーが分散キセになっており、それ以降の2617F(X17)~2627F(X27)は一体型の連続キセを採用しています。

今回の模型は前期型の分散キセを積んだ車両になります。

編成は2611F(X11)になっています。2610系のトップナンバーですね。

行先表示は「準急 富吉」に設定されています。名古屋から出ている富吉車庫への引き上げを旅客化している運用です。

2610系はX11~X20・X22~X25は明星検車区に所属し主に大阪線で、それ以外のX21・X26・X27は富吉検車区に所属し主に名古屋線で運用されています。

この模型はX11なので明星検車区所属、大阪線運用に主についている車両ですので富吉行き準急を出しているのは今ではかなりイレギュラーです。

これは名古屋線の代走で準急運用に入るX11です。

まさにこの模型を再現していると言えます。

 

現在はこのような名古屋線代走などを除き、明星検車区所属の2610系が名古屋線に入線することはありません。

しかし過去(2020年3月ダイヤ改正まで)は、夜の名古屋行き急行と富吉行き準急、そして朝の名古屋行き準急と伊勢方面行き急行に明星検車区所属で主に大阪線で運用についている車両が運用されていました。それの増結として高安検車区所属の2両編成が入線する場合もあり、バラエティーに富んでいました。

(過去に存在した明星検車区車による鳥羽行き急行・X11)

(過去に存在した明星検車区車による鳥羽行き急行・X16)

(過去に存在した明星検車区車による鳥羽行き急行・X24)

 

それでは模型を見ていきます。

まずはMc2611。鳥羽方先頭車です。

前面。渡り板は車体と一体成形になっています。

スカートが若干下になっていると思われますが()

床下機器はそれっぽく並べ替えられていました。

屋根上。一部配管が真鍮線で再現されているところがありますが塗装がはげています。

一旦塗装を剥がしてメタルプライマーを吹いた上で再塗装が必要でしょうかね…

ウェザリングも施されてますが、再塗装で塗装剥がしちゃうんで特段気にはしていません。

妻面です。中間連結器はKATOカプラー密連型A黒に交換しています。

次にT2761。トイレ付き中間車です。

そのトイレ部分の再現です。きちんと窓が埋められています。

屋根上です。臭気抜きが現行の物に交換されています。

3両目はM2661。動力が積まれています。

グリーンマックスの標準のコアレスモーターを搭載。試走もさせましたが走行は良好です。

屋根上。クーラーとパンタグラフがぎっしりと詰まっています。

最後にTc2711。名古屋・大阪上本町方先頭車です。

渡り板が削られてますね。ここは少し改良が必要。

あとMc2611と比べると方向幕のマルーンが薄いようです。これはちょっと浮くかも。

幌も2色塗装の上、取り付けがされています。

屋根上です。他の車両と同様、ウェザリングされています。

一カ所だけ日よけがついてました。

外したいんですが面倒なんでこのままにしてます(殴)

 

続いてライトユニットの点灯です。

ヘッドライト・標識灯点灯時です。

富吉行き準急ということで、進行方向向かって右側の標識灯が点灯します。

Mc2611の標識灯の光り方が暗いんでここは修正が必要。

他は大体大丈夫そうです。

テールライト点灯時。

こちらも大きな問題はなさそう。Tc2711の標識灯にテールライトの赤が入っちゃってますが…

 

もらい物で少し不安でしたが基本大丈夫そうで安心しました。

こんな感じで、次回も保有模型の紹介になると思います。