思う心の仇桜
夜半に嵐の
吹かぬものかは
さくらが満開の頃になると雨が降る。
現実であり、自然は正直なのである。
親鸞聖人が9歳の時に詠まれた。
「今美しく咲いている桜を、明日も見ることができるだろうと安心していると、夜半に強い風が吹いて散ってしまうかもしれない」ということですが、親鸞聖人は、自分の命を桜の花に喩え、「明日自分の命があるかどうか分からない、だからこそ今を精一杯大事に生きていきたい」との思いが込められている。
雨に打たれていようが、晴れていようが、
また来年もさくらを見られるとは限らない。
自分の感受性を守りたい。