初冬の朝、赤や黄色に染まる木々に、初秋のもの悲しさを超えて明るさを感じますね。

 

出勤の道すがら、道端に落ちた真っ赤な落ち葉に、「葉っぱのフレディ」の物語を思い出しました。

 

母なる大樹から離れていく仲間たちを見て、葉っぱのフレディが感じるのは、散り落ちることへの不安と恐れ。

 

そんなフレディに、友人、ダニエルが伝えた言葉は、

 

 

 変化するって自然なことなんだ。
 きみは 春が夏になるとき こわかったかい? 

 緑から紅葉するとき こわくなかったろう?
 ぼくたちも変化しつづけているんだ。

 死ぬというのも 変わることの一つなのだよ。

               引用:葉っぱのフレディ -いのちの旅- レオ・ガスパーリア作

 

 

フレディは、この言葉を胸に穏やかに大樹を離れていきます。

 

そっと寄り添って不安や恐怖を和らげるダニエルの姿は、究極の看護の形に似ています。

 

私たち看護師も、こんな風にごく自然に患者さんと寄り添い、生を尊重するというメッセージを伝えていきたいと思った朝でした。

ACCO