森羅万象から学ぶ人生羅針盤【十分な結果を引き出せる「技術」を磨く」 | kasai-teruoのブログ

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森羅万象から学ぶ人生羅針盤【十分な結果を引き出せる「技術」を磨く」

イギリスの小説家サミュエル・バトラーは、「人生とは不十分な前提から十分な結果を引き出す技術である」と述べています。人間は生まれてから歩けるようになるまで10カ月から場合によっては1年以上かかります。まさに誕生した瞬間から前提が不十分なのです。

 

 もちろんこれだけではありません。ありとあらゆる部分が不十分です。つまり未熟であり、その未熟という前提を徐々に補って、より完璧な結論、つまり成果を生み出す歩みこそ人生そのものなのです。

 

 不十分な前提は成長で補えます。しかし成長するには、努力という重い荷物を背負い、立ちはだかる困難という壁を乗り越えなければなりません。

 

それでもバトラーはそれを「技術」としました。つまりやり様(よう)によって、いくらでも工夫ができるからです。

 

 現に私を見てください。これまでに何度もお話ししているように、2012年11月に脳内出血を起こし左半身に障害を残したため、より不十分な前提が上乗せされることになりました。

 

 しかし前述のとおり、妻をはじめ皆様の手助けも必要ですが、ちょっとした「技術」でそれなりに十分な結果を引き出しています。

 

そして、物は考えようであるとも思いました。もし私が健常者のままであったなら、自分自身を根本的に変える機会を得ることなく過ごし、場合によっては思わぬ不幸に遭遇していた可能性もあるのです。

 

 冒頭の言葉通り、現在は不十分な前提から十分な結果を引き出す「技術」を、ほぼ身につけることができたと思います。そしてこれが、天が私に与えた人生であるならば喜んで受け入れ、より十分な結果を引き出せる「技術」を磨いていこうと思います。