シュワルツェネッガーやジョルジオ・アルマーニが絶賛するロナウドの肉体
ボディビルダーとして数多の記録を打ち立て、その道の大家として知られるアーノルド・シュワルツェネッガーは、かねてからロナウドを「堂々たる肉体。見事な腹筋があり、素晴らしいのひと言だ」と高く評価するひとりである。
マエストロ・ディ・マエストロ(巨匠の中の巨匠)と称されるファッション界の巨人、ジョルジオ・アルマーニもロナウドの体を「完璧な肉体」と称えている。2011年秋冬シーズンの下着コレクションでは、カタログのモデルをデヴィット・ベッカムからロナウドに変更したほどだ。
ロナウドの美しく圧倒的な肉体は、どうやって磨き上げられたのか。『クリスティアーノ・ロナウドの「心と体をどう磨く?」』(ルイス・ミゲル・ぺレイラ、ファン・イグナシオ・ガジャルド/訳・タカ大丸)によると、その基礎はマンU時代の肉体改造プログラムにあるという。
パワークリーン&ジャーク、デッドリフト…ロナウドのエクササイズメニュー
ロナウドがマンU時代に行っていた5年間に及ぶ肉体改造メニューは、おもに次の通りだ。
(1)15mと30mのランニング。その間に2本のラダートレーニングとハードル(両脚ジャンプ2回、片脚ジャンプ2回)を挟み、またスタート地点に戻る。
(2)1個の箱をあいだに置いた横跳び。跳んだあとに箱に飛び乗る。
(3)パワークリーンとジャークを3回ずつ。クリーンは全身を使ってバーベルを床から肩の高さまで一気に引き上げ、ジャークは肩の三角筋で受けたバーベルを頭上まで持ち上げる。いずれも非常に難易度が高く、ウェイトリフティングの種目ともなっているワークアウトだ。
(4)デッドリフトとフロントスクワットを3回ずつ。デッドリフトは床に置いたバーベルを背筋がまっすぐになるまで持ち上げる種目で、日本語で「死の挙上」を意味する筋トレBIG3のひとつ。フロントスクワットは、スクワットのバリエーションだ。通常のスクワットはバーベルを背中の上部に担いで行うが、フロントスクワットでは体の前でバーベルを担ぐ。
これらのメニューを1セットとし、計3セット。バーベルの重さは、デッドリフトが体重と同じ重量で、パワークリーンでは体重の25%に減らし、ジャークは50%。もっと負荷を高めたいときには重量を増やすのではなく、トレーニングのスピードを速めていたという。
ロナウドは噂されるように「毎日3000回の腹筋」を本当にやっているのか?
ロナウドは見事なシックスパックの持ち主として知られる。巷では「ロナウドは毎日3000回の腹筋をやっている」との噂も根強くささやかれているくらいだ。しかし、彼自身はこの噂を笑って否定。本書によると、腹筋のエクササイズを行うのは「実際は週に2回」だという。
ただし、マンU時代の彼が腹筋のトレーニングをやりすぎていたのは事実。レアル・マドリードに移籍したころは、ベッドでテレビを観ているときでも腹筋をしていたという。そこでマドリーのトレーナーは彼の腹筋が強すぎて背筋とのバランスが悪くなっている判断し、腹筋をメニューから排除。全体的に重量より反復の回数を増やす新しいワークアウトへと変更した。
つまり、ロナウドが毎日取り組んでいるワークアウトは、今も進化し続けているのだ。
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C・ロナウド、新天地ユベントスでもストイックな日々 驚異の体脂肪率と筋肉量は?
伊紙が特集 体脂肪率7%、筋肉量はサッカー選手の平均を4%上回る50%
今年3月の欧州遠征まで約3年間、日本代表を率いたバヒド・ハリルホジッチ氏の在任期間で話題になったキーワードの一つが「体脂肪率」だったが、現在の世界トップ選手の一人であるユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、その数字が「7%」であるという。イタリア紙「トゥット・スポルト」が、そのストイックな生活と合わせて特集している。
ロナウドは33歳になって迎えた今季、レアル・マドリードからイタリア王者ユベントスへ移籍した。昨季までレアルでUEFAチャンピオンズリーグを3連覇し、バロンドール(欧州年間最優秀選手)も通算5度受賞している男は、サッカーに全てを捧げた生活を送っているという。
ユベントスでの全体練習に加え、週に5日は個人トレーニングを実施。その中には腹部の強化メニューが1日あたり300回組まれ、その結果として体の筋肉量はサッカー選手の平均を4%上回る50%に上り、体脂肪率は平均を3.11%下回る7%であるとした。また、その体を作り上げるために、たんぱく質が豊富であり、アルコール抜きの食事を1日に6回摂取しているという。
まるで筋肉でできた鎧のようなフィジカルを持ちながらも、それによる重さを感じさせないようなプレーを見せるロナウドを作り上げるのは、これほどのストイックな生活が下支えにあるとしている。年齢を重ねるごとにゴール前でのストライカーとしてのプレーが際立っているロナウドだが、最も激しいゴール前で得点を量産する秘訣は、こうした日々のトレーニングにあると言えるのだろう。

