お弁当に愛を込めて | 嵐さんに寄せる想い~ここママの妄想小説

嵐さんに寄せる想い~ここママの妄想小説

嵐さんが大好き。
メンバー全員大好きですが、
特にも相葉くんに惹かれてやまない櫻葉erです。

「翔さん、これ」







三連休明けの月曜日。


エプロン姿の雅紀から手渡されたのは二つの弁当。







赤と緑のチェック柄のハンカチに包まれたのは、俺のだって直ぐ分かった。





じゃあ、青地に黄色い水玉模様のハンカチに包まれた弁当は?





いったい誰の分?







 「確か今日、
大野さんの誕生日だって言ってたでしょ?
大野さん独身だし、きっと出前とか
外食ばっかだと思うんだよね。
だから、これ……オレからの誕生日プレゼント」






俺の恋人は思いやりがあって、本当に優しいんだよなって、改めて惚れ直し






昼休み



監査室長でもある智くんを誘って、一緒に雅紀が作った弁当を食うことにした。






「まぁちゃんから弁当のプレゼントだなんて
嬉しいなぁ」






「まぁちゃん」て呼び方が、ちょっと馴れ馴れしいと思ったけど





今日は智くんの誕生日だし




そんな些細なことでグジグジ言うような、そんな器の小さい男だと、この人だけには思われたくなくて




俺は笑顔でスルーしてやった。







でも、二人揃って弁当の蓋を開けた瞬間





「うおっ♡」

「えっ…!?」





いったいこれはどういうことだ?





どうして智くんの弁当はオムライスで、俺のはただのふりかけご飯なんだ?






いやいや、そんなことより





どうしてオムライスの上に「LOVE」の文字が?





誕生日プレゼントなら「おめでとう」が正解じゃないのか??

    





「それにしても美味そうだなぁ。
なんか食べるのがもったいないや」

「智くん……」

「ん?なぁに、翔くん」

「それ……俺のと交換して」





そうだよ、


雅紀はちょっとそそっかしい所があるから、きっと間違えて包んだんだよ。




だから……





「智くん……ね?」

「ヤダよ!いくら翔くんのお願いでも
これだけは絶対ダメ!!」

「そんなこと言わないで……ねぇ、智くん」

「ダメって言ったら絶対ダメなの!!」





スプーンで「LOVE」の文字を掬った智くんが、パクリと口に頬張った。






「うん、すっごく美味い♪」





満足そうに頷いた彼を横目に、俺は半分泣きたい気持ちでふりかけご飯を箸で突っついた。










『翔さんの誕生日には
もっともっと愛情を込めた
スペシャルなお弁当作るからね♡』






そんなLINEメッセージに気づいたのは、昼休みが終わった後だった。







おしまい