自分の感情を大切にする人こそ

論理的であれ

 

論理とは他者を打ち負かす為に

使うものではない。

 

他者と上手に共存する為に使うものだ。

 

 

”論理的”の反対の言葉として

”感情的”と言う言葉が使われる事があります。

 

確かに

論理的思考が苦手な人は

感情的になりやすい傾向にあります。

 

ここで言う”感情的”とは、

怒る事によって自分の想いを通そうとしたり、

すぐに泣き出したり、

逃げだしたりする事を言います。

 

ではなぜ感情的な人は、

怒る、泣く、逃げると言った

”選択”をするのでしょう?

 

怒る、泣く、逃げると言った行動は、

眼の前にある現実に対し、

影響を与える事が出来ない時に

起こす行動です。

 

対処法を知らないが故に、

怒る、泣く、逃げると言った選択を

せざるを得ないのです。

 

つまり、感情的な人と言うのは、

”現実を変えていく方法を学んでこなかった人”

と言う事が出来ます。

 

現実を変える方法を学んでこなかったが故に、

感情的な行動を取る。

 

その結果、

”本当に大事にすべき感情”の方を

粗末にしてしまうのです。

 

 

例えばこう言う事です。

 

ここに淳子さんと言う主婦が居る。

淳子さんは友達に誘われ

オーケストラのコンサートに行った。

 

淳子さんと夫は以前、

娘が高校生の時に入っていた

オーケストラの部活発表会に行った事があるだけで、

基本的にオーケストラには興味が無かった。

 

だが、実際に行ってみて

プロの演奏の素晴らしさに感動した。

 

淳子さんは、今度は夫と一緒に

プロのオーケストラを聴きに行きたいと思った。

 

淳子さんは夫に伝えた。

「ねえ。オーケストラ、すごく良かったよ。今度一緒に行こうよ。」

 

すると夫は、

「はぁ?オーケストラ?興味ないな・・。」

そう言ってテレビをつけ、プロ野球を見始めた。

 

いろいろ言ってはみたが取り合ってくれない夫に、

淳子さんは怒り心頭。

「プロ野球なんてどこが面白いのよ!?」

と怒鳴ってリビングから出て行った。

 

 

この例の場合、淳子さんは

「夫とコンサートに行って、

喜びと言う感情を一緒に味わいたい。」

と言う想いを満たす事が出来ませんでした。

 

これでは淳子さんは

自分の感情を大事にしているとは

言えませんね。

 

では、次の例はどうでしょう?

 

淳子さんはプロ野球を見ている夫に言った。

「ねえ、プロ野球って、

 やっぱり高校野球とは違うの?」

夫は答えた。

「ああ、そうだな。高校野球も面白いけど、

 やっぱりプロは違う。

 技術も戦術も桁違いだよ。」

 

「そうなんだぁ・・。

 違いが分かるって凄いわね。さすがね!」

「あ、ああ・・。まあな・・。」

夫は照れた表情をした。

 

「そう言えばこの前、私

 友達に誘われてオーケストラ聴きに行ったでしょ?

 プロはやっぱり凄かったのよ。

 娘の発表会も良かったけど、

 そうは言っても高校生の部活でしょ?

 やっぱりプロは全然違ったんだけど、

 何がどう違うかって・・・

 上手く説明出来ないのよね。

 あなたなら分かるかもね。

 そう言うの見抜くセンスありそう。」

 

「うーん。どうかな・・?(笑)

 オーケストラはあんまり聞いた事ないしな・・。」

 

「だったら今度一緒に聴きに行ってみない?

 あなたの意見を聞いてみたいの。」

「あはは、じゃあ・・・、

 今度コンサートに行ってみるか。」

 

こうして淳子さんは

夫とオーケストラコンサートに行く事に

成功した。

 

この例の場合、淳子さんは

夫とコンサートに行きたいと言う想いを

見事に満たす事が出来ました。

 

淳子さんは自分の感情を

大切に出来たのです。

 

夫と一緒に、

オーケストラを聴いて味わいたい”喜び”

と言う感情を満たす事が出来たのです。

 

やはり自分の感情を大切に思うなら、

対処法を学ぶべきでしょう。

 

その対処法とは、

”論理的に考える”と言う事です。

 

後の例の淳子さんは、

論理的に考えて、

自分の感情を満たしたのです。


・夫はオーケストラはほとんど聞いた事が無い。

・夫は興味の無いことはあっさり断ってくる。

と言う事は、

いきなりコンサートに誘っても断られそうだ。

 

夫は何に興味があるだろう?

・夫はプロ野球が好きである。

オーケストラとプロ野球の共通点は何だろう?

 

高校レベルとプロレベルがある。

これは野球にもオーケストラにも共通する部分。

 

そこから攻めてみれば突破口が開けるかもしれない。

 

・意見を求められて嫌な気がする人はいない。

 特に男は意見を求められるのが好きである。

・以前、高校生のオーケストラに二人で行った事がある。

 

だったら・・・

夫に、「高校生とプロの違いを語って欲しい。」

と言ってみよう。

そうすれば一緒にコンサートに行けるかもしれない。

 

 

この様に論理的に考えたのです。

そして、感情を満たす事が出来た。

 

いかがでしょう?

 

”自分の感情を大切にする人こそ、論理的であれ”

と言う私の主張をご理解頂けましたでしょうか?


 

 

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