最近、「私もアメリカが嫌いです」「アメリカ人が嫌いです」という在米日本人からお手紙をよくいただく。

国際結婚してセレブぶったアメリカかぶれのブログ書いてる女と違って読んでてスッキリします、とかなんかまるで私が国際結婚カポーを妬んでるように聞こえなくもない励ましの手紙なども多々あるが、まぁ、ほぼ合ってますよ。

何不自由なく幸せに暮らしてる人たちを斜め横から眺めて「どうせ本当は苦労してんのに見栄はりやがって乙!」と舌打ちするような心の狭いやつですよ、私って。

 

そんな激白はさておき、

私の数少ない友人の中にもまだ在米の人たちがいるが、彼らのなかで「やっぱりアメリカがいい」と言っている在米20年以上の友人はたったの一人である。

他はみな「やっぱり日本がいい」と言っている。

 

ただ、彼らのばあいは私と違って独り身でないことが在米せざるを得ない状態で、子供が成人もしくは自分が独身になったらすぐにでも荷物をまとめて日本に帰国したいと言っている。

かくいう私もほぼそれが決めてだった。

離婚してからはアメリカには特に家族もいないし、友人も遠く離れてるし、当初の留学目的だった大学も卒業したし、生活はベラボーに金かかるし、飯はまずいし、アメリカ人の国民性にはついていけないし、この先特にアメリカでなにかしたいとかもない。じゃあ、アメリカにいる意味ってあるのか? と考え始めたから。

 

そういう国際結婚した家族が足枷となって日本に帰れない人たちを除き、かつ日本に帰りたいけど帰れないという人は、簡単に言うとめちゃくちゃ努力してGC(永住権)と今の地位を手に入れた人たちである。

 

頑張って手にいれたものって手放しにくいもんだよね。

 

これだけ頑張って手に入れたのに、もうちょっと、もうちょっと頑張ろう。せめてあと、一年。そしてまた一年と、すがりついてしまうのが特に忍耐力が裏目にでている日本人だ。

恋愛だってそう。

ずっと尽くして来た人に対して、たとえ心のどこかで”この人おかしいよ”とか、自分にはほんとうは合ってないんじゃないだろうか”なんて疑問を抱いても、「ここまで尽くして来たのだし」と現実を見て見ないふりをする。

 

努力と時間をつみ重ねて来たぶん、簡単には壊したくないとおもうのは誰にでもあるけれど。

 

本当は帰りたくて仕方がなくても、ここまでやってきたそれを全て捨てて新しく始めるということはかなりの断捨離精神と行動力が求められる。

ここで今この生活を捨てて日本に帰り、新たに生活できるかと聞かれてもその保証はないわけで、もしかしたら今よりひどい生活が待っているかもしれない。

特に、まだまだ年齢至上主義の日本に今更帰って大丈夫だろうかという不安もある。

十分な金でもあればいいが、なんのバックアップもなしに今の生活を捨てるなんて確かに恐怖でしかないだろう。

その先が見えないのに、今まで積み上げて来たものを全部無くして帰る。

そりゃあちょっとやそっとじゃなければできないと思う。

 

私の場合は、正直、突然壊されたほうなので、ある意味で自分から谷底に飛び込んだというよりはのんきに写真を撮ってたらいきなり後ろから突然押された系である。

ただ、落ちた谷底はいがいにもそんな悪くなかったという結果だったからこうしてのほほんとブログってるが(ブラグってるみたいにいう)、谷底が針の山だったら今頃精神崩壊してるだろうし、やっぱり自分から命綱のない谷底にバンジーするのはよっぽどでないとできないのはわかる。

 

だから、見えない未来をあてにして飛べない彼らは谷底の一歩手前で文句を言うことで、溜め込んだストレスを発散するしかない。

 

ただ、そう言うふうに文句を言い続けて現状を変えない人、というのはまだどこかで「今よりもひどい未来がある」と脳が決めつけているからで、「これ以上ひどいことはない」と思う状況になれば、忍耐力も紐が切れて行動力に変わると私は思う。

 

ただ、”Nothing to lose”になるまで待つのはほんとう、自分の寿命を過信しすぎだし、その状態で死んだら絶対後悔するよね? だから、どうにも堪らず文句ばかり出る毎日を過ごしてるなら、家電と同じで買い替えどき。

”人生の切り替え時”なので思い切って人生買い替えてみるといい気がする。←なんて言ったけど、本当にその通りになって今より悪い状況になっても私を恨まないでくださいね。

AD