舞台「魔法使いの嫁」
昨日千秋楽を迎え、
無事に幕が閉じました。
ご来場下さった皆さま、
応援して下さった皆さま、
誠にありがとうございました!!!
皆さまがくださるあたたかい拍手に、眼差しに、
日々本当に救われておりました。
この作品が沢山の方に届きましたこと、
本当に心から嬉しく思います。
また今回、台風の影響によりご観劇が難しくなってしまった方もいらっしゃったと思います。
ご観劇を楽しみにされていた方々のことを思うと本当に胸が痛いです。
そんな皆さまの想いも胸に、
感謝を込めて心を込めてお届けしなければならないと、その責任を改めて強く心に思いました。
アリス。
アンジェリカ。
羽鳥智花。
今回の作品で私は、
この3人の女性の役を頂きました。
それぞれその形は違えど、
強く優しさに溢れた女性で、
彼女たちの姿に言葉に私自身が救われることもありました。
彼女たち自身にも、
決して明るいだけではない過去があって、
その過去をもっているからこそ向けられる優しさや想いがあって。
その人がその言葉をかける意味を、
その人がその行動をする意味を、
考えながら大切にしながら臨ませて頂きました。
どんな人でも、
完璧に生きられるわけじゃないし、
忘れたくても忘れられない過ちや苦しみもある。
それを一人では乗り越えられなくても、
色んな出会いを重ねていく中で、
誰かとなら乗り越えていけることはきっとあると思います。
そんな"出会い"という小さな奇跡が重なって、
誰かが誰かに救われそしてその人がまた誰かを救う。
この「魔法使いの嫁」の世界には、
そんな優しい愛が沢山詰まっていると感じます。
誰もが一人で生きているんじゃないだということを改めて気づかせてくれる。
優しさと勇気と愛に溢れる世界。
この作品を観て下さった方が、
"自分じゃない誰か"のことを想ったり、
誰かの優しさや愛に気づいて幸せを見つけて下さっていたらとても嬉しいです。
そして、
カンパニーの皆さまにも本当に心から感謝をしたいです。
羽鳥チセ役、工藤遥さん。
はるちゃん自身も大変な中で、いつも笑顔でこのカンパニーを率いてくれました。
素敵なチセちゃんで、お母さんとのシーンでは強く、そしてあたたかく優しい目で見つめ言葉をかけてくれて、稽古の時からその優しさに涙があふれました。
本当に素敵な素晴らしい座長でした。
本当にお疲れ様!!
エリアス・エインズワース役、神農直隆さん。
いつも優しくあたたかくカンパニーを包み込んで下さり、迷った時、悩んだ時、いつも素敵なアドバイスを下さいました。
いつもふわふわとした優しい雰囲気と、お芝居をされる時のダンディーな雰囲気とのギャップもとても素敵で、神農さんのエリアスは本当にエリアスそのものでした…!!
2年前に初めてご一緒させて頂き、今回再び共演させて頂きました。
役に対して、作品に対してとても真摯に向き合われる方で、今回も本当に素敵なルツを演じられていました。一つ一つの繊細な表情に様々な想いが込められているのを感じ、観させて頂いていてとても心を動かされました。
シルシーもティターニアも本当に素敵過ぎました…。神々しかった…。
本当に素敵なお芝居をされる女優さんで、そしてお人柄もとても素敵で、今回沢山頼らせて頂きました。
こんな私を受け入れてくださってありがとうございました!
今回はエリアス邸の皆さまのことを書かせて頂きました。
どうしても、長文になってしまうので…
次回のブログでまた皆さまのことを引き続き書かせて頂きます…!!
花怜