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 リュ・シウォン主演のドラマで、「韓国ドラマベストシーン」が二つあイメージ 2ります。一つは”教会で愛を誓うシーンナンバー1”が、「この世の果てまで」(1998年MBC)です。そしてもう一つは「キスシーンナンバー1」が、この「折鶴」です。
 雪が降る公園でのリュ・シウォンとミョン・セビンのキスシーンは、夜の街灯に照らされて、寒いけれど温かくて二人の柔らかい息遣いが聞こえてくるようでした。激しく求めあうものではないけれど、美しくてイメージ 3夢見るような素敵なラブシーンでした。
 リュ・シウォンとミョン・セビンはユン・ソクホ監督の「純粋」(1998年KBS)でも共演していて、二人はお似合いのカップルだと思います。実生活でも結婚してほしいと思っていたくらいです。

 ドラマの印象が強くて、後々までも役名で俳優を覚えることがあります。イメージ 4「ガラスの靴」(2002年SBS)では、キム・ヒョンジュを”ユニちゃん”、キム・ジホを”テヒ姉ちゃん”、「ずっと会いたい」(1999年MBC)ではユン・ヘヨンを”クムジュさん”と呼んでいました。「折鶴」で忘れられないのはソン・ユナの役名”チャ・セリ”です。クラブのダンサー役ソン・ユナ最初の登場シーンがガムをくちゃくちゃと噛みながらで、衝撃的で相当強く印象に残っています。
 リュ・シウォンの孤児院仲間、パク・ヨンウとイ・サンインも印象が強くて、イ・サンインはちょっと頭が足りない役柄の”クァンモ”と覚えていました。気が弱い役柄でソン・ユナに騙されるパク・ヨンウは私の中では、役名”ピルスン”でしたが、今では大物俳優です。

 「折鶴」は私の韓国ドラマベスト15に入る作品です。出演者も多くて豪華です。ミョン・セビンの母イ・ギョンジン、祖父のキム・インムンと祖母のサ・ミジャ、叔母のヤン・ミギョンとキム・ギュチョル夫婦、叔父でプロゴルファーのキム・サンジュン、移動販売のパク・ヨンギュ、放送作家のト・ジウォン、レーシングカーのリーダーのキム・ビョンセ、ミョン・セビンとリュ・シオンの働くスーパーマーケットのソン・ジョンボム、イ・ムンシク、それから借金取りや、クラブの客の脇役さんたち、本当に大勢の俳優が出演していました。
 全54話にたくさんの話が盛り込まれています。ミョン・セビン一家の事情だけでもドラマが作れそうです。リュ・シウォンのカーレースや孤児院仲間の暮らし、スーパーマーケットの話、後半ではソン・ユナとクラブに舞台が移っていきます。ミョン・セビンとリュ・シウォン二人が誤解しあっていたことが、最後に明かされて終わります。その間、ミョン・セビンが、ずっとリュ・シウォンを想って泣き続けていたのがかわいそうでした。