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 1月5日も4時半頃から浅草演芸ホールへ出かけました。春風亭一之輔イメージ 2で”平林”を聞きました。初めての落語家でしたがナンセンスな話が面白くて、何回も笑ってしまいました。まくらもさぞかし面白かったのだろうなあ、と最初から見られなかったのが残念でした。一之輔の落語を今後も聞きたいなと思いました。
 
 交互出演の林家しん平はお正月らしくてお目出たい出し物でした。新ゴジラの被り物とゴジラの手袋をして、神楽鈴をもって神様になってお客さんの願いをきいてあげるとのこと。「鈴を鳴らしたら会場の皆さんはパンパンと柏手を打って願をかけてください」。私もしっかり願をかけてパンパン。たぶん観客一同柏手を打って、高座のしん平を拝んだことでしょう。
 
 昨日聞いた林家正蔵は同じ話でしたが客席はわきましたね。昨日とちょっと違う展開でおもしろかった。正蔵の枕によると、柳家は落語会の大派閥でだいたい65%くらい占めていて、あとの35%は三遊亭、林i家、古今亭、入船亭などなどなのだそうです。知らなかった。
 
 たい平が休演ということで、前席の中年女性4人組が怒ってさっさと帰ってしまいました。昨日出た柳家三語楼がまたもや登場。三語楼がえらかったのは、昨日と同じ話だと思ってつまらなさそうにしたら、途中から話をガラっと変えたことでした。
 
 入船亭扇辰の「お血脈」迫力があったのですが、正月のお客さんには重すぎる感じでした。
 
 柳家喬太郎は昨日と同じで、ひどい手抜き。6分くらいの小噺をにこりともせず、暗い顔して話すだけ。しかも笑いは落ちの一回だけ。疲れているのか、体調が悪いのかと思っていたのですが、落語ファンのブログを読んだら、1月4日に上野鈴本に出た柳家喬太郎はおもしろかったとのこと。余計に腹が立ちました。浅草演芸ホールの初席10日間だけ、やる気なく手抜きしたのでしょうか。それとも3部の主任林家正蔵と、6時前の笑点の人気者林家たい平に挟まれた6分くらいの高座て、ふてくされてしまったのでしょうかねぇ。柳家ってそんなにえらいんでしょうかねえ。
 
 柳家花緑は午後8時半の終演近くがが出番だったのですが、早々と6時台にでてくれてヤッターと思ったら、地方公演の話だけで盛り上がらず、しぼんでしまいました。10年位前に正月の浅草演芸ホールで観たときには、輝いていたのに残念でした。
 
 同じく10年位前に正月の初席で見て以来の人間国宝柳家小三治は、声は変わらなかったのですが、顔が歳月を感じさせました。噺はよく演じている”小言念仏”で、さすがにうまいなあと思いました。
 
 今日の高座で良かったのは、一番が一之輔、次が正蔵です。
 
 春風亭一之輔
 林家しん平
 三遊亭小円歌
 林家正蔵
 柳家獅童
 ニックス
 柳家三語楼
 入船亭扇辰
 柳家喬太郎
 神楽
 金原亭龍馬
 江戸家小猫 
 柳家禽太夫
 柳家花緑
 林家小三治