卵子老化の真実 河合 蘭 | 道端カレンオフィシャルブログ「Karen Michibata XXX」Powered by Ameba
2013-04-26

卵子老化の真実 河合 蘭

テーマ:ブログ
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この本は全ての女性、そして男性にも読んでいただきたい「妊娠のこと」そして、「卵子老化の真実」というタイトルにもあるよう、なんとなくそうなのかなとか、知っている様で実はちゃんと理解できていなかった妊娠、卵子、精子、高齢出産のリスクと喜び、女性の身体、不妊治療と体外受精・人口受精のことなど、私たちが本当に知りたかったことが書かれたご本でした。
本書は決して高齢出産に対して否定的なわけではなく、すべての女性の妊娠の喜びと幸せを応援したいという著者の思いがとても伝わる、今、本当に大切な一冊だと思います。


実は私の話になるのですが、昨年末に静岡県の健康福祉部こども未来局こども家庭課主催の「妊娠・出産のための健康なカラダづくりプロジェクト」という企画の中で産科の前田先生とトークショーをさせていただいたのですが、そこで前田先生、やはり本書と同じようなことを仰っていました。

卵子の老化についての認識というものが、全く知識として広がっていないために、どんどん女性の平均出産年齢が上がってきていること、そして女性が30代半ばあたりで夫婦がそろそろ子供でも作ろうか、となって、いざ、妊娠しようとすると全くうまくいかずに不妊治療を求めて病院にやってくるのです。


女性の妊娠力は20代前半が断然よく、20代後半を最後に30代に入ると、妊娠の確率は年々下がっていく一方です。その中で、たまたま確率に当たり妊娠できているのが30代の妊娠といっても過言ではありません。そのくらい30代に入り年々、妊娠する事というのが簡単なことではなく、妊娠しずらい、というのが当たり前である事を認識していなくてはならないのです。

そのことをもっとたくさんの方に知っていただきたい、私は本書を読んで今回も改めて感じました。

私は3年前にも「小さな命のバトン」という不妊治療について狛江クリニック院長の放生院長先生の書かれた本の帯を書かせていただいたのですが、そのご本を読んだときにも同じように、こんな大切なことをもっとみんなに伝えなければならないと感じました。

ですから、30代半ばを過ぎて、妊娠しにくい、というのは異常なことではなく、身体にとっては普通の現象なのです。

本書の中で、若い時に産めない、初産が遅くなってしまうのは、女性が働いているからだけではなく、パートナーがいない、異性の交際相手がいないという問題もあるということが書かれていました。高齢出産は決して女性側だけの問題ということではないのです。


実は本書を読むと昔の女性は高齢出産をしていた(初産ではありません)そうなのですが、その理由は、今よりたくさんの子供を産まれていたので、女性の身体が常に妊娠中であることで、その状態というのはピルを飲んでいるのと同じで排卵を止めていることになるのが良いらしいのです。それによって妊娠の機能を老化を進めすぎないように、先に延ばす事が出来ていたらしいのです。毎月の排卵というのは女性の身体の機能に大きな負担になっているんだそうです。それで妊娠をしてその機能を休ませてあげるのがとても良いんだそうです。

では、妊娠は早いうちの方が確率が良いことは分かりましたが、色々な事情で妊娠が遅くなってしまった場合、そしてこれから妊娠を考えている方に、本書は信頼できるクリニック選びのこと、不妊治療の細かい内容、とても詳しく紹介されていました。こちらもとても参考になりますのでぜひ読んでみてください!!


本書後半では目黒の育良クリニックが、多くの高齢出産の方が信頼して通う病院として紹介されていまして院長先生のお話などあるのですが、偶然にも、私は一人目のヒューゴ(当時25歳)はこの育良クリニックで水中出産で産みました。院長先生が読んでいて出てきて何だか懐かしくなりました。


また本書の中で特に読んでいて好きだったのは、女性の排卵についてのところです。

(本書p106~108より)
「人間には発情期はないとされていますが、排卵日が近くなれば、大きく成長した卵胞から分泌されるエストラジオールの作用によって女性の身体には大きな変化があります。頸管粘液が、普段の強い酸性の粘液から精子に優しいアルカリ性のさらさらしたものに様変わりするのです。そして、自然と性的な気分になるとも言われています。
動物の世界では、この時期に雌が放出するフェロモンに雄が反応し、雄もやはり性的な気分になるので雄雌は自然にお互いを求め合って結ばれます。人間は排卵日を意識したセックスを「味気ない」と言っていますが、数字や検査結果ではなく、自分たちの身体感覚に従って妊娠しやすい時期に結ばれている動物たちはそんなことは感じてないはず。ただ、その時期にどうしてもロマンティックな気持ちが高まるから愛し合っているだけです。
2004年、『Human Reproduction』に掲載されたWilcox
たちの調査では、女性70人に、自分の性的欲求に合わせて自然に性生活を持つように言ったところ、それは卵胞の成長に合わせるように増えていきました。そして排卵日にピークになり、頸管粘液の特別な状態が消えてしまう排卵日翌日には見事に急降下しました。この報告によると、人も妊娠しやすい時が身体でちゃんとわかるようでした。
この研究者は「セックスが排卵を誘発しているかもしれない」とも指摘しています。なぜなら、この研究では、排卵の曜日が、カップルが愛し合う時間をとりやすい週末もしくはその直後に偏在していたからです。行為の刺激によって排卵が起きる仕組みは「交尾排卵」と呼ばれているもので、他のほ乳類では珍しいことではありません。ネズミやウサギの雌は、発情シーズンの間に交尾があると、それを合図に排卵が起きて、確実に妊娠します。もし、本当に人にもこのようなことが起きるなら、医師に、「排卵日はいつですかか。私たちはいつ愛し合えばいいですか」と必死に聞くのは順序が逆で、むしろ夫婦の方から医師に「私たちは昨晩気分が乗って愛し合ったので、今日排卵するかもしれません」と教えてもいいくらいなのかもしれません。」


だそうです。


また妊娠力を調べる検査として、アンチミューラリアンホルモン検査というものが紹介されてたのもとても興味深かったです。

これは卵巣に残っている卵子量を推定できる血液検査でして、生理周期の影響を受けることなくどのタイミングでも検査ができるものだそうです。アンチミューラリアンホルモンの量が多いと、起き出してきた段階の卵子が卵巣にたくさんあると考えられて、卵巣の在庫全体も多いのではないかと推察できるそうなんです。従来の検査が卵子があとどれくらい残っているかというものに対して、アンチミューラリアンホルモン検査は、卵子の在庫にあとどのくらいゆとりがあるかという未来がわかるということなんだそうです。

まだまだ書ききれないたくさんの卵子のことや妊娠についてのことが書かれた本書、是非、みなさまに読んでいただきたいお勧めの一冊です。

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