道端カレンオフィシャルブログ「Karen Michibata XXX」Powered by Ameba-2012-06-04 16.23.19.jpg2012-06-04 16.23.19.jpg
 
面白かったです!!池谷先生の本はこれで二冊目になりますが、以前読みました「単純な脳、複雑な私」もとても面白く良かったので進化しすぎた脳も大期待していましたが、まさにその通りの素晴らしさでした!
進化しすぎた脳の中で特に印象的だったのは脳のゆらぎ(ゆらぎとは脳の自発活動のこと)についてでした。
記憶力というものはこのゆらぎにものすごく関係していまして、脳のゆらぎは、脳波の状態(もしくは意識出来るのであればの話ですが)を把握出来れば、学習や脳を使うような作業を無駄なく効率よく出来ると言うものなんです。
面白い実験で、暗記テストを実施して脳のゆらぎを観察(脳波の測定)するというもので、被験者が質問(問題の単語を暗記してもらい二択で質問したものがあったか無いかの暗記テスト)を当てるか外すかというもの。実は驚くべきことに、被験者が質問に答える2秒前から正解するか不正解になるかが実験では分かったというもの。
実は、被験者が正解するか不正解になるのかと言うのは問題の難易度ではなく単語を暗記する直前の脳のゆらぎが決めていました。問題の内容でなくそのときの脳の活動の差、つまりゆらぎによって決まってしまうのです。ということは台本を読むタイミングも本当は決まった瞬間にすると良いってことだったんですね(笑)
あ、そうそう早速忘れてしまってましたが、人間の脳はあいまいに出来ていたりするから良いと言う話もありました。それは全てのことを全部覚えってしまっていると生きにくいんですって。そうかも、失恋や苦い経験とか早く忘れた方がイイことも人生には沢山ありますからね。脳って上手く出来ているんですね、きっと(笑)