職業空手家13 | 勇志会空手道

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1993年1月練馬区練馬1丁目に総本部道場を開設しました。

極真会館第9回全日本ウエイト制空手道選手権大会に出場してから

半年が経っていました。

これは今うちに来て強くなりたいと思っている道場生が毎日稽古が出来て

ウエイトトレーニング、サンドバックトレーニングが出来る環境を作りたいと

いう思いで大会出場後から探し始めたものでした。

何件か候補を回った後、西武池袋線練馬駅から徒歩1分の、通りから細い

路地を曲がったところにある3階建ての小さなビルを見つけました。

最初見た時から「ああ、ここがいい!」とすぐに気に入ってしまい、さっそく1階

と2階を借りる契約を結びました。1階を道場に2階をウエイトトレーニング、

サンドバックトレーニングが出来る設備を置けば理想的な道場になるのでは

ないかと思ったのです。

準備期間に3ヶ月ほどかけ、1階の道場に敷く畳、ミット類をしまう棚を買い2階の

トレーニング場で使うバーベル、ダンベル、ベンチ、パワーラック、腹筋台、ウエイト

の器具はどうせやるなら本格的なものをと値段の高い業務用のものを揃えました。

そして、サンドバックを吊るす鉄骨、サンドバック2基、道場の看板等揃えるものは

山ほどありました。

今まで稽古だけやってきた自分に経営のノウハウや戦略などあるはずもなく、ただ

道場生が強くなる環境をつくろうと、これはいいと思ったものをどんどんと買ってしまい

気がつけば何百万円という想定外のお金があっという間に飛んでいってしまいました。

そして翌年1月から総本部道場と今まで稽古していた上石神井道場と2か所で道場の

運営を行ったのですが、最初は毎月15万円程の赤字を出してしまいました。

道場の設立でお金は使い果たし、もうすっからかんです。そのうえ毎月15万円程の

お金が飛んでいくのです。せっかく総本部道場として開設したのに、このままいけば

数か月で道場閉鎖です。この時生まれてはじめてお金のことで胃に穴の開く思い

をしました。

当たり前のことですが常設道場をつくるのにも運営維持するのにも莫大なお金が

かかるわけで、今ならばそれなりの生徒数を集めてから借りるとか、最初は道場の

1階のみを借りて2階は道場生が増えて、それなりの目途がたってから借りるとか

すればよかったのかなとも思うのですが、その時は理想の常設道場を造ることのみ

に夢中で、その後のことはなにも考えていなかったのです。

さて、道場を開設した2月の半ば位に当時人気の高かった「格闘技通信」という雑誌が

取材に来てくれました。松井宣治が総本部道場を開設したことを記事にしてくれたのです。

その記事が3月号に掲載されると道場生が急激に増えはじめ、結局赤字は4~5か月

で解消されて一息つくことが出来ました。

「格闘技通信」が取材に来てくれたこと。空手道場は春の4月から6月にかけての入会者

が一番多いのですが、その1ヶ月前の3月に記事の掲載された雑誌が発売されたこと。

物凄く運が味方してくれました。これがなければ道場は閉鎖されてしまったのかどうなって

いたのかわかりません。

 

勇志会空手道総本部道場開設の記事が格闘技通信に掲載されました