人名である。

これだけで誰だか分かる人、

どのくらいいるんだろう。

(結構多いのかな照れ

美少年や美青年(や、そうでない人達)

が跋扈するぱそこん画面の中で

この

おじさんと青年の間みたいな

男性は、

なーんか目につくんである。

(図体でかいから?)

 

コノエ

 

この日記はネタバレを含みまーす目

知りたくない人スルーしてくださーいニコニコ

それと…衷心より先にお伝えいたします。

私がこれから書く日記に出てくる漫画のジャンルは、「BL」です。

大きなマーケットを持っているジャンルのようですが、嫌悪感を持つ方も少なくないジャンルのようですね。

(私はあまり筋が難しい漫画でなければジャンル問わず結構節操も抵抗もなく読む方です。)

大したことが書いてあるわけではないですが、不愉快な思いをおさせするのは心苦しく思っております。

どうぞ、「BL」に嫌悪感を催す方も、スルーなさってください。

 

彼は辺境の孤島で

もう一人の

島外出身者の女性レティと

「観察官」の仕事をしている。

この島の特異な事情のため、

毎夜海浜で戦い続ける

「覡様(かんなぎさま)」の

身上監護をする仕事だ。

 

※覡様

この島では100年くらい前から夜になると海が黒くなり、バケモノが上陸してきて島民を襲うんだそうである。それを唯一倒すことができるのが「覡様」。覡様は島の東部・西部・南部に配置され、バケモノと戦う。神様に選ばれたと言う事だけれど、バケモノと戦う影響で成長が止まり、手足の先から墨痣が徐々に広がってきて数年-長くても8年くらいーで童形のまま任務と命を終えるという、全く割に合わない役回りである。13~14歳くらいで「覡様」になる人が多いようなので、10代で亡くなる覡もいただろう。この島は、覡が死んだら後任を据える事を繰り返し、覡を犠牲にして島民を守って来たキョロキョロ

 

南の覡様エルヴァの従者である

青年アルトノウル(アルト)によると、

コノエという男性は、

レティの護衛みたいな

役回りらしい。

ただの用心棒にしては、

「覡」のことを良く知っていて、

独自の「覡観」みたいなものまで

持っている。

 

10歳の幼いアルトが

人との交流を持たなかった

南の覡様エルヴァを慕い

覡小屋に通い始めた頃、

コノエは

どんな作用を及ぼすか

分からないので

アルトには

覡に情が湧く前に

早く離れて欲しいとレティに言う。

 

「寂しさで人は弱り 死ぬんだ

あんなガキ(アルトのこと)

明日にでも

島で流行りの遊びに夢中になるかも

しれん

俺は覡は

外界との接触を避けて生きるのが

いいと思っている

誰にも

理解されない世界だ」

 

ご本人は傭兵をしていたそうだ。

大柄で無表情、ぺらぺら喋るほうじゃない。

にも関わらず

ある時期までの覡様と従者の、

お互いのお互いへの気持ちを、

二人の口から直接聞いて

知っていたのは

この人くらいじゃなかろうか。

 

アルトが

南の覡の元へ通い

身の回りの世話をするように

なって8年後、

成長したアルトの覡様への気持ちを

この人は力づくで聞くんである。

腕を折られそうになったアルトは

苦痛に耐えかね、

 

「俺の好きな人エルヴァさま!」

 

と喋ってしまう。コノエの反応は

 

「なんだエルヴァか。…

エルヴァをおいて

お前だけどこぞの女と

幸せになったら

殺すところだった」

 

男が男を好きだと言っているのに

驚かないコノエに

アルトの方が意外そうな顔をする。

(そこつついたらやっぱり今は微妙なのかなー覡様と従者の周辺の人たちにそのことを咎める人はいない)

 

コノエは、

とにかく海のバケモノと戦う

覡の戦闘能力に

影響を与えたくなかったのかな、

なんて最初は思ったのだけれど。

 

もしかして、自分が高く評価する

南の覡様エルヴァにだけ

優しいんだろうか

なんて思うようになった。

コノエははじめから

南の覡のことは覡達の中でも

「群を抜いて強い」

と高評価つけてるし。

 

一時的にアルトが行方不明に

なった時、彼は

南の覡様に話すのだけど。

 

「…………昔 大切な女がいた

でも死んだ

もう二度と

あんな思いは

したくない

お前にもしてほしくないと…

だからアルトを

うとましく思った」

 

なんて言い方をする。

こんなプライベートな昔話まで

しちゃうんである。

ずいぶん思いやってるんだねえ。

他の覡様にもするんだろうか?

この人、仕事上のパートナーの

レティにより、

南の覡様に自分の本心を

よく喋るんじゃないか。

覡様は、

 

「最初は変な奴だと思ったが…

今じゃかわいくてしょうがねえ」

 

と、

近づく島民が皆無である中で

自分を慕い近づいてきた

従者アルトについて

コノエに明かす。

(んで8つ年上だから、やっぱあの場面では受け容れるよりいっぺん説教じゃないだろうかキョロキョロ。いやそれじゃ話続かないし。分かんない人は7話無料公開6月30日まで延びたのでどうぞ読んでみてくださーい。「受け容れる」と言ったのは第7話デス。)→無料公開7月31日まで延びました。→またまた延長、8月31日まで。→9月30日まで延びました。(もー一話追加で公開してくれないかなあニヤリ

 

 
従者が座って覡様立っている。まーつっ立ってるだけでかっこいいもんなあ照れ
2024年9月11日~10月14日 文喫六本木にて
 公式サイトによると、企画展の最新情報は旧ツイッターで流すそうだ。

南の覡様エルヴァ

態度でかくて口汚いけどそれを補ってあまりある美貌の持ち主。腕っぷしメチャ強い。案外気配りの人で情が深く、思いやりもあるんである。針仕事がお好きらしい。

当初は島南部の海浜に上陸しようとするバケモノを倒しまくって島民を守り抜き、童形のまま墨痣で真っ黒になってくたばるという崇高にして凄絶な人生設計をなさっておられたようである。今はどうなんだろう?

 

 

従者(ご本人は下男と言っている)アルトノウル

通称アルト。どこへ行っても娘さんが寄って来るモテ男くんである。湧いて来る結婚話に見向きもしない。南の覡様の寿命が延び、墨痣が指先に残る程度にまで後退したのは彼がそば近く仕えているからではないかと推測されている。島で百年以上も続いてきた覡の制度が非人道的である事をはっきり口に出す、島では珍しい存在。また海からくるバケモノは彼を襲わない。

お仕えして8年経ち、覡様に突然すーごい告白しちゃうんである。覡様への敬意や忠誠心がいつ恋愛感情になったのかは不明。(いきなり話が8年後に飛ぶんだもん。)番外編とかで描いてるのかな。

 

従者アルトには

覡様が海のバケモノと戦うことで

起こる体の変化を治す力があると

見られている。

自分の従者が

治癒・浄化の力を持つことで

 

自分は、命を繋ぐために

彼を求めているんではないか

 

覡様は悩むんである。

 

「こんな俺が

アルトにそばにいて欲しいと

思うのはズルくないか?」

 

とコノエに問う。

南の覡様もこの人に素直な気持ちを

話すように見える。コノエは

 

「ズルくないだろ

お前は潔癖すぎる」

 

と応える。

アルトの覡様への気持ちを

既に知っていたからかな。

そしてレティに、

 

「なにも探らず

なんの手出しもしない-

俺たちがここにいることの

条件だが……

そろそろ

破るなら派手にやぶろう

その為の準備もしてきたはずだ」

 

とそそのかす。

覡の因習そのものに抵抗しようと

しているのか

南の覡様を救いたいのか。な。

 

南の覡様も

コノエが「強い」ことも

認めているみたいだし

強い者同士相通じるものが

あるんだろうか。

 

んで、コノエは

島外から傭兵仲間

ジュノを呼び入れる。

 

どうなるんだろうね。

続き読んでる人は知ってますよね。

 

案外、

アルトの友人である仕立て屋の言ってた

 

「(コノエは)もしかして

恋のライバルなんじゃない?」

 

っていうのが的を射てたりするのかも

なんて思ったりもするんである。

アルトの所に持ち込まれた

覡に関する資料をアルトから

取り上げ、あとで

覡様に渡したりするし、

アルトの身辺警護をすることになって

(何でか知らないが照れ

 

「安心していい」

 

なーんて覡様に言うと、

覡様も

 

「そうか お前がそういうなら…

コノエは普通の人間にしては

強いもんな」

 

と大変信頼しておられるようである。

 

南の覡様が領主で幼馴染のシヨンから覡の存在意義が揺らぐような事を言われた後。らしい。この雰囲気はなかなかアルト君とは出せないと思う。覡さまは、従者よりコノエとのほうが歳が近いんじゃなかろうか。

 

この2人には、

アルトの頭ごしに心を通わせている

部分があるのかな、なんて思う。

なんか大人の雰囲気だ。

 

この漫画家さん、1コマにとても雰囲気がある。愛情が伝わってきたり、喋らなくてもお互いの気持ちが伝わってきたり。第11話に、南の覡様と従者君の、それはそれは美しいキスシーンがあります。そのコマの、前のページからどうぞー。試し読みで読めます。束の間なんだろうけど、時間と感情の動きと体の動きの流れがなめらかというか、何言ってるか分かんないですね。

 

きっとこの人は、南の覡エルヴァ様が

心乱すことなく暮らせて、

覡の仕事に専念できる環境があれば、

それを作っているのが自分じゃなくて

アルトであってもいいんだろう。

自分は遠くから見守っていて、

覡様の

心を乱すものがあればアルトであろうと

殺すんじゃないか。

 

大人の愛である。たぶん。

より多く愛した方が、負けなんである。

おそらく。

無料公開分と、試し読みつまみぐいで

そーいう結論に達しました照れ

辛いなあ、コノエ。

(…ちがうかな。へへ)

 

コノエとアルト

覡の制度をぶっ壊したいのかエルヴァ様を救いたいのか、そもそもよそ者なんだし…。なんでそこまで一所懸命になるんだろう。逃げ出した方がよくないか?こんな辺境の孤島でブキミで封建的な島。謎なんである。