軍事ジャーナル(5月21日号)  昨日の舛添都知事の記者会見は一部ネットでも配信されたから、ご覧になった方も多いだろう。今朝のマスコミは一斉に会見内容を報道しているから、改めて国民の関心の強さが伺われるが、それにしても、マスコミ各社の追及の甘さに、むしろ私は驚いた。  チャンネル桜の水島社長も会見に臨んだが、都の広報担当が都知事に合図して、水島社長に意図的に質問の機会を与えなかった。つまり鋭い質問をしそうな記者を意図的に排除していた訳で、出て来る質問は馴れ合いの産物でしかなかった。 https://www.youtube.com/watch?v=wmZygOY501Y  そもそも政治資金規正法は政治資金の使い方を有権者に公開することを主眼にしており、その政治資金の使い方が適正であるかどうかの判断は有権者に委ねられている。従って政治資金規正法に精通している第3者がいくら精査しても、それは政治資金収支報告書の記述方法が適正かどうかの判断ができるだけで、内容が適正かの判断は出来る訳がない。  つまり都民が都知事の政治資金の使い方に疑念を抱いたら、都知事自らが都民に説明しなくてはならない。第3者の調査などは、単なる議論のすり替え、逃げ口上に過ぎない。  「あんた、自分がやったことについて正しいという確信が持てないのか?」ぐらいの迫り方があってしかるべきだったが、前述のような訳で、生煮えの会見で終わってしまった。  田母神問題でも感じたことだが、政治資金の使い方について両者に共通するのは、虚栄心の強い点だ。政治への意欲と虚栄心の区別がつかない人は政治家失格である。  舛添都知事はまさに、その虚栄心から派手な外交パーフォーマンスを繰り広げ新宿区の都有地に、都民が必要としている保育所を作らせず、韓国人学校を新たに作ろうとしている。既に新宿区には韓国人学校があり、それで充足しているのに拘わらず、韓国の朴大統領の御機嫌を取るためなのである。  本日、午後4時から6時まで新宿駅西口広場で「舛添都知事不正糾弾、韓国人学校絶対反対、緊急国民行動」が行われる。私も登壇する。急なお知らせで恐縮だが、お時間のある方は是非、おいでいただきたい。 http://www.ganbare-nippon.net/events/view/118