7月6日(金)、ようやっとアルバムレコーディングの最終日となりました。
スタジオ作業の大まかな流れとしては、
1、曲ごとのミュージシャン&ボーカルの録音(レコーディング)
2、曲ごとの楽器や歌のバランス調整(トラックダウン)
3、全曲のバランス、音質の統一、曲間の設定(マスタリング)
という3行程なのですが、
今日はその最終工程のマスタリングを原宿のスタジオで行いました。
スタジオによって色々個性がありますが、
ここはコーヒーメーカーがユニークでした。
左の12種類のコーヒーやお茶のフレーバーを選んで、右のマシーンに
な~~んて悠長なこと言ってますが、ここで全てを決めて
あとは工場出しになるから、私もスタッフも実はとても真剣。
マスタリングエンジニアはとても優秀と評判の高い方。
やっと時間を空けてお願いできました。
さぞかし熟練の職人さん気質のかたなんだろうなぁ、と思いながら伺うと・・・
とってもお若く、大学の研究室にでもいそうなお兄さん(タイプ)でした
多くのマスタリングエンジニアは自分専用部屋を持っていらして、そこは
それぞれの工夫・こだわりが随所に見られ、それもみどりどんの楽しみのひとつ。
たくさんの器材をコードでつなぎますが、
そのコード自体の重みでジャックに負荷がかからないよう、
コードが床について静電気を帯びないよう、常にほどよいたるみで宙に浮かせる
工夫があります。コードの下に木のブロックを置いて安定。
木の先には。。。
ジャックダニエルの空き瓶にのせて。
な~んて、冗談
じゃありません!!
この空き瓶の蓋をあけたり閉めたりして低音を調整したりするんです。
中央には木の板とジャックダニエル大瓶が
どこかの大学のアントリュー博士の説で、
1、75ℓの瓶の蓋をあけると250HZの低音を吸い取り、音のたまりを解消する
ということだそうです。
実際、瓶がある・なし、で聞いてみましたが。。。。
シロウトにもはっきりわかる違いでした
また、中央の木の傾きも、低音を左右するそうで、
この傾きがベストなんだそうですスゴイとしか言えない
そして「サイボーグ009」があったり、
サッカーボールがあったり、
色んなところにフィギュアやおもちゃが転がっているけど、これも音の中和のために
不可欠なんですって。
・・・なんていうのは、ウソぴょん(瓶と板の傾きまでは本当です)
そんな中、いろいろ熟聴して、やっと完成。
今夜のスタッフは・・・
左より、相澤さん、大江さん、柴さん、有賀さん、倉中さん。
アルバムのデモテープ作りから入れると約3ヶ月強の作業。
みなさん本当におつかれさまでした
アルバムタイトルは「Love Letter」に決定。
9月19日発売です。
これからジャケット作りの作業はありますが、やっと、打ち上げに繰り出しました。
最後に頼んだのは・・・
やっかごんま名物・白熊アイス~~~
マネージャーの中田さんは久々に酔っ払いまくって、私が白熊食べたこと、
全く覚えてないそうです(笑)
ま、みんな本当に完成し、ホッとしたんだと思います。
私もボーカリストとして鍛えられ、冒険もしたレコーディング。
アレンジ・プロデュースの有賀さんの才能と、
ディレクター倉中さんの素晴らしい采配による作品がどうみなさんに伝わるか・・・
美味しいお酒を飲みながら話の花が咲き、楽しい夜でした