2009レ・ミゼラブル、大千穐楽！！
２００９年「レ・ミゼラブル」大千穐楽でした！！
燃え尽きた一日から一夜明け、なんともすがすがしい気分です。
支えてくださったみなさん、応援してくださったファンの方、本当にありがとうございました！
寂しさもありますが、「とにかく一生懸命で、自分の力を尽くした」と胸を張って言えるので、今はすがすがしくリラックスした気持ちです。
今朝は5時前に目を覚まし、軽く目を瞑って、素敵な昨日の一日を瞼にもう一度映してみました。不思議なことに、まるで記憶に蓋がされたように、頭の中の大切な宝箱の中にしまわれていました。
いつかまたそっと蓋をあけるその日まで、リボンをかけて大切にしまっておこうと思います。
2005年の秋に「レ・ミゼラブル」という作品と出会って、オーディションに合格しました。
2006年から「エコール・ド・レ・ミゼラブル」と呼ばれる伝統的な稽古を7ヶ月間受けさせていただき、そして、2007年の6月に、帝国劇場でデビューさせていただきました☆
それまでクラシック一筋だった私にとって、大きなチャレンジであり、新しい自分を見つけるチャンスでした。無我夢中でした。
壁にぶつかって、身動きがとれなくなったことも何度もありました。
それは自分を客観的に見つめる機会になり、毎回壁にぶつかるたびに、少しずつではありますが前進してこられた気がします。
日々勉強。
昨日できていたことも今日できないことだってある。なんでだろう？と考えること。
今日できたことを明日だけでなく、あさっても続けてできるようにするにはどうしたらいいか。
そんなことの繰り返しです。
コゼットという役に出会えたこと、本当に感謝しています。出逢いは全て運命だと思っているのですが、彼女との出逢いも、大きな運命だったと思います。
彼女のことを、まるで自分や大切な人のことを考えるようにずっと考え続けました。
「私がコゼットになる」「コゼットが私になる」、というのではなく、「辛島小恵がコゼットの人生を生きる」という、フィフティフィフティの関係が居心地よかったです。
今、１０７回コゼットの人生を生き抜いた後、いま思うことは、本当に彼女を愛していた、ということです。
この作品は「あなたの人生を変える」というキャッチフレーズがついていますが、まさに、私の人生も変えてくれました。
「レ・ミゼラブル」。
私にとって、言葉に尽くせないほど、大切な大切な作品です。
そして、2007年からのこのカンパニー、本当にあたたかくて家族のようで、心から感謝しています。
たくさんたくさん支えられました。大切な同志です。
愛と命と祈りがテーマのこの作品がデビュー作品で、本当に幸せです。これからもずっと愛の灯火を絶やさないようにしていきたいと思います。
支えてくださったお客様、スタッフのみなさん、キャストのみなさん、オーケストラのみなさん、劇場関係者のみなさん、そして、身近で支えてくださったファンのみなさん、小恵の会の会員のみなさん、お声をかけてくださるお客様、また、プライベートなお付き合いをさせて頂いている方々（家族にも）に、こころからの感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました！！
辛島小恵、ますます精進いたします！！！！！
2009年11月21日 愛をこめて
小恵
おまけ。
