カラサワの演劇ブログ

演劇関係の雑記、観劇記録、制作日記、その他訃報等。観劇日記は基本辛口。これは自戒とするためでもあります。
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知り合いの事務所の女優さんがトラブルに巻き込まれ、初日(1

3日)を目前に舞台を降板。お互いの言っていることが食い違っているようなのでもうすこし経緯を見たいが、伝えられる

「主演で演出も兼ねる人物(女優)が横暴な態度を取り、気にくわない人物に罵声を浴びせて土下座を強制」

という事態は、残念ながら舞台の稽古場においてはまま、ありがち。似たような現場に私もぶつかった経験がある。

 

演出家という、全体を見渡しながら人を操縦していく客観的な視線が必要な立場と、役者という、感情を全てオープンにして現場にぶつけていく立場の両立は難しい(出来れば避けた方がいい、というのが持論)。

 

そもそも個性が強くなければ演劇などという分野には足を踏み入れず、個性が強い人物が集まって互いにぶつからない訳もなく。私の座組だって毎回ケンカ腰になる。不思議なことに、そういうトラブルが多出した舞台ほど評判が良かったりする。関係者全員に緊張感が共有されるからだろう。

 

ただ、こちらも経験値を積むと、そういうぶつかり合いは稽古期間の出来るだけ前半に持ってくるよう“調整”するようになる。問題点は早めに提示して、話し合い(ちょっとエキサイトする場合もあるが)、解決できるものは解決し、棚上げするものは棚上げして“とりあえず考えない”ことにし、舞台の幕をつつがなく開けることを第一義に稽古を進行させるのがオトナの知恵、だ。

 

演出家というのはハタで見るほど気楽な稼業ではなく、思った通りには“絶対できない”舞台にイラつき、地団駄を踏み、自己嫌悪に陥り、妥協し、あきらめ、しかしながら完成した部分の思いがけない出来にはげまされ、死にそうになりながらなんとか作品を本番まで持っていく業務である。ガンジーもかくやの忍耐と自己抑制を必要とする。

 

今回の演出家兼女優さん、前からわがままで知られている人物だったらしいが、初演出のプレッシャー、稽古終盤に溜まってくる不安を現場の人間にぶつけて解消するという、いちばんやってはいけないことをやってしまった感がある。

 

いろいろな記事を参照するに、土下座させられた脚本家の江頭美智留がトラブルを否定したりして事態の収拾にこれ努めている感じで、ああ、こういうタイプの人がこういう場合は自ら貧乏クジ引いて大汗かくんだよなあ、といろいろ思い合わせられることあって、大変気の毒に思うのである。

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