(追記) ヨミドクターの記事は捏造であったようで、訂正コメントもなく、記事内容が変更されています。しかし、岩永編集長がどんな演出で、どの方向へ世論を誘導したいかを読み解くには、最初の記事内容に基づいた考察は意味があるものと考えます。

 

そこで、下記記ブログ記事は、年号の追記のみで、他は修正せずそのままにしたいと思います。(2016.11.10)

 

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ヨミドクターにおいて、回復者とされる方の取材記事(聞き書き)が掲載されました。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20161108-OYTET50045/

 

まずはじめに、私はこの当事者を非難するつもりは全くありませんし、回復したことはとても喜ばしいことだと思います。そして、彼女らが話していることには悪意も嘘もないという前提で、思うことを述べたいと思います。

 

 

回復者や被害者の体験が記事として掲載されることは良いことであると思いますので、さまざまな方の体験談と取材記事を継続して連載されることを望みます。

 

一方で、「言わせて!yomiDr.」の記事は、「今、話題の医療、健康、介護のニュースについて、外部の有識者が解説や意見を寄稿して頂く欄です」とあり、岩永編集長の取材記事が掲載されることは、極めて異例です。体験談や生の取材は重要ですが、全国に回復者は1000人以上、未回復者も200人程度はいるのですから、幅広く取材してほしいと願います。

 

しかし、なぜこのような記事を、このタイミング(大阪の裁判の第一回口頭弁論日)で、しかも、異例のN=1の伝聞記事を載せたのでしょう? 編集長の岩永氏の明確な意図があって載せた記事であることは間違いないと思います。

 

 

さて、記事に書かれたワクチン接種と症状、治療の経緯について要約すると、

 

時期について、最初の記事に基づき年とガーダシルを追記

2011年(H23)

中1の終わりに1回目(ガーダシルと記事にはあるが発売前)、

中2の6月に2回目接種、 接種2日後に、腫れと痛みが出るが収まる

 

 3回目は打たずに、しばらくは打ったことも忘れて過ごしていました

 (約2年間は、とくに症状や生活への支障はなかったと思われる)

 

2013年(H25) 

高1の5月に心身の不調、不安で心療内科受診、ADHDと診断され服薬

 薬の副作用がつらく、服薬中止、その後別の病院でカウンセリングを受け回復

 

 11月~1月に薬指(両手、両足)の腫れ、不整脈(動悸?)、不安、

 この頃、子宮頸がんワクチンの副作用を疑い被害者連絡会へ連絡

 病院へ行くも、ワクチンとの関連を否定、話も聞いてくれなかった。

 その後、腰痛発症、整形外科へも通院

2014(H26)

高1の3月末~の春休みに、神戸の有名な整骨院へ行き、話を聞いてもらえる安心感と、治るという言葉で不安が軽減、半日の施術で帰りにスタスタ歩ける。

(治療前に、どの程度の歩行困難であったのかは不明)

 

 3週間に1度、7-8回の施術を受け、整骨院のサプリを買い、食事療法も行う。

高2の7月くらいには、首の痛みが消え、そのうち腰の痛みも回復。

 

2015(H27)

高3夏前にはすっかり回復、

2016(H28)

大学に現役で合格した

 

<評価すべき点>

  • N=1とはいえ、取材で生の声を取り上げたのであれば、その点は評価します。

 

<気になった点>

  • 彼女は、仕方のないことだと思うと発言しているが、被害者の代表的な意見とは思えないし、都合よく世論誘導に利用されているとしか思えない
  • ワクチンの利益や、子宮頸がんのリスクについて、正しい情報がほとんど報道されていないので、彼女が正しくメリットとデメリットを理解して発言しているとは思えない。
  • 整体や傾聴、受け入れてもらえる安心感で回復しており、当人もワクチンがきっかけとなった心因性という説明を受け入れているが、あくまで1人の体験談である
  • 整骨院へ通ったのに回復しなかった被害者については、言及しない
  • 整骨院関係者らが、他の被害者に対し誹謗中傷を行っていることには言及しない
  • 接種直後から継続的に症状を訴えている症例や、歩行困難や不随意運動等のより重篤な症状の被害者とは状況が異なる
  • 「私の場合、注射が引き金になって心の問題が体の症状になって表れてきたということには思い当たる節があります」 との発言について、思春期の女性であれば、誰もに当てはまる「バーナム効果」を利用した誘導に近いものがある。
  • 「バーナム効果」というのは、誰にでもあてはまる内容を、個人へ寄り添いながら説明することで、私に特別に当てはまっていることと勘違いすること。占い、カウンセリング、口説き、営業トーク、さらには悪徳商法でも使われる良く使われるテクニックであり、良くも悪くもその心理学的な効果を知っておく必要がある。
  • ワクチンメーカーやACなど誇大広告について触れていない

 

<私が考える、ヨミドクター岩永編集長の狙い(あくまで個人的な推測です)>


1.心因性であると思わせる世論誘導のトリックを仕掛ける目的

 

整骨院と寄り添いの姿勢と言葉で治ったので、ワクチン成分の生物学的・科学的な作用ではないと思わせる意図があると思われます。


プラセボや代替療法で治ることは、心因性と判断する根拠にはならないことに注意が必要です。

 

極端な例ですが、インフルエンザで高熱を出した人に、おまじないをかけたら、1週間後に回復したとしましょう。おまじないで治ったから、インフルエンザの感染症ではなく、心因性だったと思いますか?

 

実は、(心因性以外の)明確な原因がある病気・症状であっても、大部分は、プラセボや自然治癒で治ります。おまじないで治っても、それがおまじないの効果であるのか、たまたま自然回復したのか、おまじないが特に有効な心因性の病であったのか、N=1の事例での判別は不可能です。だから、多くの症例や、時系列での検討が必要なのです。

 

プラセボでもおまじないでも、非侵襲的な治療で「治る」ことは好ましいことです。しかし、それが他の人に当てはまるのかどうか全くわかりません。このような補足説明が一切ないのに、ヨミドクターという、医療の専門媒体に掲載することには、編集長の悪意を感じます。

 

プラセボ効果と、論理のトリックについては、詳しくは、子宮頸がんワクチン推進と反近藤誠がお仕事のタバスコさん ~ 詭弁とプラセボ効果を考えるの記事を参照してください。

 

 

2.「心因性」について、あえて詳しい説明をせずに、意図的に誤解・混乱を招く誘導

 

記事内容だけを見ると、ワクチンの副作用を疑う前に症状が発現し、ワクチンを疑ってから数か月で回復へと向かっているので、ワクチンが心因性の引き金という説明は、第三者からみると理解しにくい状況ではあると思います。そこで、多くの被害者も同じようなあいまいな状況であると思い込ませる作戦と思われます。

 

 

3.ワクチンには利益があると思い込ませる誘導

 

回復者の都合の良い発言を拾って、利益があるかのように錯覚させるテクニックです。

 

被害者は、疫学やワクチンの研究の詳細まで理解していないでしょうし、そこまでの理解を求めることも酷です。彼女に非はないのですが、たまたま都合の良い発言について、補足説明なく利用している点が悪質です。

 

そもそも、ワクチンの効果については、「がん死」や「浸潤癌」を防げるのかどうか全く不明です。現時点では、「この壺が将来あなたを守ってくれますよ」という悪徳霊感商法と変わりません。ワクチンが効かなかったとの証明はほとんど不可能という、根本的なトリックに国民は気づくべきです。

 

4.治療困難者や被害者連絡会を間接的に批判する意図

 

実は、これが、一番の目的かもしれません。

敵(被害者の原告団ら)を不安にさせたり、任意接種であれば救済されないだろうなど、内部での結束力を弱める目的の情報工作は、古代からおこなわれてきた常套手段です。

詳しくは、孫子の兵法など、戦略に関する本や情報を見てください。

 

 

 

最後に、ヨミドクターの関係者も見ていると思いますので、一言提案させていただきます。

 

まず、被害者や副反応を研究している研究者についても、徹底的に取材を行い、多くの声を偏りなく掲載していただきたいと思います。

 

たとえば、子宮頸がんワクチン被害者を取材した下記書籍でも、被害者、推進者、双方に取材し、さらに、利益相反という医学の大きな問題について言及しています。

 

読売という大手メディアが、利益相反を抱えた推進派の記事と、被害者連絡会に対して批判的な回復者の記事を選択的に掲載するだけであれば、ジャーナリズム精神を失った宣伝媒体とレッテルを貼られ、大きな信頼を失うことになるでしょう。

 

 

また、今回の特集にあたって、産婦人科学会、小児科学会、ワクチンメーカー、ワクチン推奨NPO法人等の団体などから、読売新聞に金銭提供があったのであれば、その金額と提供元、金銭授受がないのであれば、その旨を明記すべきでしょう。

 

 

 

 

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 (子宮頸がんワクチン被害者連絡会 みかりんのささやきより)