昨日7/27(水)には、下北沢のカフェで
「サメ料理を味わう会」を開催させて頂きました!

 

お出しした料理はこんな素敵なサメ料理。

 

・サメカツ


(これは最初のクイズコーナー「利きカツ」の画像。
 その後、ちゃんとしたサメカツが振る舞われました)


・煮こごり


(この人気は高かった!
 「白いごはんもっと欲しい」「日本酒も欲しい!」と
 濃厚な味の中、サメ皮の歯ごたえがこれまたたまりません!)

 

・サメ雑煮


(郷土料理から。
 鶏肉とはまた違った味わい。いい出汁も出ておりました)

 

そして、とても面白かったのは、クイズやスライドは9時過ぎに終わったのですが、
そこからのみなさんのサメトークが尽きなかったこと。

 

食文化としてのサメはもちろん、
生物としてのサメ、
雑学や豆知識、
そしてサメグッズ!(サメ柄の服、超素敵すぎる!)

 

先週、サメ談話会にお邪魔させて頂いたときに、
「サメ好きの人が、こんなにいらっしゃるんだ!」と驚いたのですが、
「サメを切り口に、こんなに色々話が弾むんだ!」と驚き倍増。

不思議な空間でありました。

 

 

折角だから、クイズパートに関してのあれこれも。


●1.発端(起承転結の起)

会場のイベントカフェ「スイッチ」さんの魅力の1つは、厨房があるところ。

 

過去、他の場所で夜にイベントをした際、
「楽しかったけど、お腹すいたー」の声が多く、
食事も出せたらいいのになあ、と思っていたのです。

 

で一度お邪魔したら経験豊富なシェフもいらっしゃって、
料理が美味しい!

 

というわけで、最初は
「食事つき・クイズ大会」を開催させて頂きました。

 

なかなか好評だったので、昨年やった「大食い連想クイズ」よ再び!ということで、
「カレーのちクイズ」という
カレーライス食べ放題付きでのクイズイベントを開催させて頂きました。

 

この頃には、
「料理のちクイズ」シリーズとして定番化できたら楽しいなあ、
くらいに思っておりました。


●2.宴の支度(起承転結の承)
さて、次はどうしよう?と思ったとき、
知り合いの料理研究家の井部真理さんから
(実はクイズゲームで深く関わることになったのですが、それはまた別の話)
「サメ料理は美味しいよ!」
の話を聞く。


「サメ肉を送ってもらったり、レシピ教えてもらったりできる?」
「うん」
とのこと。ほほう。

 

というわけで、「サメのちクイズ」のイメージが固まったので、準備スタート。
この時は、
「コバンザメがいるから、小判に関するクイズを出そう」
「ノコギリザメがいるから、大工道具に関するクイズを作ろう」
くらいに、
おもしろ食材として「サメ」はあくまでもキッカケにして、
そこから連想される、フツーのクイズを出すイベントをイメージしてました。

 

そして「サメそのものについても勉強しよう」と思ったのですが……


●3.優さん、サメに喰われる(起承転結の転)
調べていくうちに、完全にサメの奥深さにとりつかれていきました。

 

・えっ!サメとエイってかなり近い仲間なの?

・へえー、このサメの名前って、こんな意味だったんだ。

・えええっ!!、フカヒレ以外のサメ肉って、
 そんな雑に扱われているの……悲しい。

 これはサメ食をもっと普及させねば!

・うわー、江戸時代にサメが描かれた絵がある?
 正月や伊勢神宮の祭事にサメが使われている!?

などなど。


生物的にも、食文化的にも、そして、その他さまざまな雑学的にも。

そうなると、もう「ノコギリザメだから大工道具クイズ」といった、
サメ要素の薄いクイズというのは完全に却下(笑)。

 

僕なりに、真っ向からこのサメの魅力に、立ち向かっていこうじゃないか!
「白鯨」のエイハブ船長の如く!
(……かっこよく言い過ぎたかなw)

 

本を読んだり、ネットを調べたり、
そして、前述のサメ談話会にお邪魔させて頂いたり。
知れば知るほど、面白情報が入ってくる、そんな時期でした。


●4.美味しいクイズへのまとめ(起承転結の結)
さて、情報こそ沢山入るのですが、
果たして「クイズ」としてはどうするか?

もちろん一方的に魅力を語るトークショーにしてもいいけど、
やっぱり「能動的に参加して楽しむ」要素は無くしたくない。

 

ただ、カレーの時のように
「千葉県銚子市にある信田(しだ)缶詰と、ドラマ『コーチ』のロケ地でもあった川岸屋水産は、ともにある魚を(中略)」(正解:サバカレー)
といった問題文を読みあげていく『アタック25』のような早押しクイズとはまた何か違う気がする。

と、こちらも色々と悩み。


そして、実際行ったのは、

・利きカツは絶対やってみよう!
 そのシンキングタイム中に、サメの味の魅力を語ろう。

・サメに関する情報は
 『平成教育委員会』『クイズ面白ゼミナール』のように、
 「授業形式でサメトーク」でクイズを出して行こう。

・ただ色んな種類のサメのことは語り尽くせない……
 ここは割り切って、テンポよく答えていく、
 連続正解のサバイバルクイズにしよう。
 ただ、サメに詳しくない人でも楽しめるよう、
 漢字読み書きを重視する感じかな。

・早押し機で答えるクイズも、
 文章よりは、画像を見ながらのほうがいいね。
 うん、『Qさま』の「学力王」みたいな感じにしよう。

という感じ。

 

実は当日昼までも、まだ
「この情報も入れたかった…」
「このサメ情報で皆さん面白がってもらえるかな?
 もっと違う角度からの情報ないかな?」
と調べまくっていた次第でした。


蓋を開けてみたら、なかなか好評。

 

特に前回の「カレー」にも参加されたかたからも
「同じ料理のクイズイベントではあるけど、カレーとはまた違ったイベントですねえ」
とご意見頂き、僕自身とても不思議な感覚でした。

 

クイズってどんな物事とも親和性が高いと思っていたけど、
その推し進めていくのも色々あるのかなあ、と。

 

https://twitter.com/1day1quiz/status/758322180941766657
「カレーのちクイズ」は、皆が知ってるカレーだから、クイズ大会をカレー一色に染めた感じでした。対して「サメのちクイズ」は、サメと向き合ったことでその伝道師になろうと決め、ゼミナール風に解説&トリビア多めで進めた感じでした。
クイズで遊ぶというのも色々あるんだなと勉強になりました!

 

うまく言葉じゃ言えないけど、
この感覚がとても新鮮でした。

料理に例えると、素材の特徴を熟知した上で、その味を引き出す、みたいな。
(うーん、料理クイズを料理に例えるとややこしいぞw)


●5.本当の結論
と、クドクド長く書いてきましたが、

「美味しかった!」そして「楽しかった!」
それで十分ですね!


とにかく、サメは魅力的である。
そして、
サメ料理は(フカヒレじゃなくても)美味しい。
だからもっと大事にしていこう
(見かけたら、積極的に食べちゃお)

 

クイズするつもりが、逆に色々学ばさせて頂いた、
サメに喰われっぱなしのイベントでした!

 

 

 

PS
えーと、8月以降も色々やりますんで、
その詳細は、また明日以降!