我が家の娘小学3年生は、今年に入り工場見学やスーパーなどのお店見学が多く予定されていました。
社会科という科目が3年生になり初めて始まり、まずは、身近な街について学習しているようです。
 娘自身も地図の学習や製麺工場見学など、興味がある内容が多く積極的に取り組めているようです。
 
 そんな娘に最適なイベントが先日札幌のアクセスサッポロで行われました。
 そのイベントが「ミニサッポロ2019」です。
 このミニサッポロは多くの機関、団体、企業の協力により実施されている小学3年生、4年生を対象とした職業体験イベントです。
 
 ただの職業体験ではなく、実際の仕事として職業体験を行い給料をもらい、税金を払い、もらった給料でミニサッポロ内で飲食をしたり買い物をしたりする、まさに子供たちの社会ができるイベントです。
原則保護者はミニサッポロの街の中にははいれません。中のスタッフも最低限の助言はしますが仕事を決め働き、お金を使うことについては自分の判断でやらなければいけません。
 
 当日、朝8時30分に開場だったので、張り切っている娘を連れ、8時過ぎには到着しました。
しかし、すでに会場は参加する子供たちでいっぱいになっています。
 土日に行われたイベントで各2000人が定員だったようです。
 
 8時30分にはミニサッポロのゲートが開かれ、子供たちは最初の仕事へ向けて就職情報誌を片手に職探しを始めます。
そして、9時に仕事が始まり、ミニサッポロという子供たちの街が動き出しました。
 
 できる仕事は数十種類、駄菓子や、ピザ屋、パン屋、レストラン、カフェなどの飲食関係、
作業療法士、検査技師、薬剤師などの医療関係、
消防救急、上水道、下水道、郵便局、新聞社、テレビ局、税務署、ゴミ収集などの公共機関、
バスや地下鉄、運送業などの交通機関、
自動車整備や信号機修理、土木建築などの興業関係など、様々な業種と職種がありました。
 
 我が家の娘は、行く前からの要望通りテレビ局へむかいました。
しかし、千人を超える子供たちが集結しているのですからすぐに就職には付けません。
一つの仕事にかかる時間は、20分~一時間ほどで、職種によって様々です。
さらに一度に就職できる人数もそれぞれの仕事によってきめられているので、順番待ちとなります。
 仕事をしていない間は、就職待ちで並んでいるか、市民として買い物などをするかのどちらかとなるでしょう。
 
 娘はテレビ局の仕事に就いたのは10時40分。
 最初の仕事はテレビ局の音響担当です。
 テレビ局の仕事は、スタジオと中継先との連携のようで、
娘は中継先の中継車の中での仕事となったようです。
 スタジオのアナウンサーは本当のテレビ局からきている方で、そのほかカメラマンや中継リポーター、ディレクター、音響などは子供たちが行います。
もちろん中継車も本物です。
 
 私たち大人はミニサッポロ市内には入れませんので市外から見守ることになります。
が、ほとんど中の様子は見えません。
子供たちのために設置されている街なので、外から見ている大人のためにレイアウトされている訳ではないのです。
 
 50分ほどして、娘のテレビ局の仕事が終了。
報酬としてこの街の通貨である450ドーレをもらいます。
 10分100ドーレ計算なのですが、そこは社会の仕組みを知る意味もあり、10%は税金で引かれてしまいます。
 
 450ドーレを稼いだ娘はレストランで焼きそばを食べ、次の仕事へとむかいました。

 その後、娘はテレフォンオペレーターと建設作業員を体験したようです。
 テレフォンオペレーターはインカムを付け実際に電話を取って話を聞きとるといった内容のようでした。
建設作業員では、作業着を着てヘルメットをかぶり、建設現場で使用するドローン操作や、油圧ショベルのシュミレーター体験をしたようです。
 
 結局買い物も含めて、ミニサッポロが終了する5時まで、娘はミニサッポロ市民を満喫していました。
待っている大人の私たちの方が疲れました。
 
 娘に感想を聞いたところ、
「来年はピザ屋さんと水道局がいいかな?それに、人気のパン屋さんで売っていたハンバーガーも食べられなかったしなぁ」などと言っていました。
 
 結果的に3つの職業を体験した娘でしたが、
多くても4つか5つ位が最高のようです。
娘が満足しているのであれば良い経験になったのではないでしょうか?
 
 しかし、人見知りの娘がテレフォンオペレーターをやっていたのは私たち親もびっくりでした。
本人は「インカムを付けてみたかった」とのことらしいですが・・・。
 
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