12年前の今日、おじいちゃんが亡くなりました。
おじいちゃんは、軍医で中国に行った後、田舎に戻り、開業して休みなく働いていました。日曜も普通に医院を開けて、休日料金を取らずに地域の患者さんを診ていました。年に休みはお盆の3日間と元旦の4日間のみ。
82歳のある日、右片麻痺と構音障害が出現。
ー脳梗塞です。
脳梗塞になるまで、ずっと働き続けました。
発症した後も、復帰をめざしていました。
リハビリをがんばり、3ヶ月が経ったところで、なんとか4点杖で歩けるようになったのです。
あともう少しで家に帰ることができる。
12年前の11月22日ベッドから転落し、頭部打撲。
11月23日午前4時頃から嘔吐。
ナースコールを呼び、ガーグルベース(嘔吐物を入れる物)をもらう。
その後ナースは3時間放置。
11月23日午前7時頃、心肺停止状態で見つかる。
原因は嘔吐物が詰まって亡くなった。
医療従事者として、看護師がこの3時間何をしていたのか、想像つくので、今は仕方なかったとは思っている。
無念ではあるが。
おじいちゃんに、医師免許証を見てもらいたかった。
娘3人がなれなかった医師に、孫の私が達成しました。
おじいちゃんに脳外科医になることは伝えていました。
しかし、今はそれを離れてしまっています。
そのバチが当たったのでしょうか。
ごめんなさい。
おじいちゃん、ごめんなさい。