毎日のギアスフェット、クエスト、ミッション等々でお疲れの冒険者のみなさま、こんばんは、マトンステーションのお時間です。
早速ですが、本日は予定を変更し、緊急速報をお送りしたいと思います。
昨日未明、からくり士がアンバスケード一章とてむずをソロでクリアするという事案が発生しました。
アンバスケード、通称アンバスは難易度が選べる、短時間で出来る、IL119装備が手に入る、などなど昨今の冒険者に好まれているコンテンツです。
一章と二章にわかれており、箱庭で敵でてきた敵を倒し、難易度に合わせたポイントが手に入ります。そのポイントを交換してアイテムを手に入れる仕組みになっています。
なんと今回、マトンステーション取材班はそのアンバス一章とてむずをからくり士ソロでクリアしたという彼に密着取材をしておりました。
彼の苦悩と葛藤、そして喜びの三日間、どうぞごらんください。
「いやー、最初は目を疑いましたよ。まさかからくり士ソロでアンバス一章とてむずを倒している人がいるなんてw」
彼はそういうと、我々取材班に友人から送られてきたという一つの動画を見せてくれた。
https://youtu.be/AxU_RyEVy24
その動画をみた取材班は声を失った。
その動画は非常に画質が悪く、ところどころ解らない部分があった。しかし、確実にわかったことは、外人と思しき金髪ポニテのヒュームがマトンを巧みに操りアンバス一章のカエルをぼこぼこにしている姿がうつっていたことである。
あのからくり士が・・・
最近ではマトン盾が認知されはじめ、シャウトにからくり士の名前がみえることもある。
しかし、あのからくり士である。ヴァナディール人口調査では万年最下位、RMEの所持率では全ワールドで1つのときもあった。
そのからくり士が、アンバス一章とてむずのカエルをぼこぼこにしていた・・・
動画が終わり、取材班が我にかえると、彼はにやりとしてこう言った。
「「なにもできない」なんて言わせない.。」
有名なからくり士AF取得時のセリフである。
取材班の長年の勘が告げた。
「これは面白い事になる・・・!」
この瞬間、取材班は彼に密着することに決めたのである。
ここで彼のことを少し紹介しよう。
彼は今年の4月に冒険者として新たに復帰しはじめた、いわゆる復帰組というやつだ。
某猫様の動画をみて興味をもち10年ぶりに復帰をしたそうだ。
からくり士を本格的に始めたのは7月。しかしそれも獣使いの装備が流用できるし、やっている人も少ないジョブだからという軽い気持ちからだったそうだ。
9月に入り、ジョブポキャンペーンがあり、そこでからくり士のジョブポを1200まで上げると、あとはほぼソロでジョブマスターになったらしい。
その後は紹介しているブログでもわかるが、気がのったBFやギアスに挑んでいる日々のようだ。
そして彼は先日、あの動画にであってしまった。
それは友人からの一言だった。
「この動画を解説してほしい。」
ツイッターのフォロワーからきたリプライには一つの動画が貼付されていた。
「なんだ?」
と、思いつつも彼は動画をひらいた。
そこであの動画にであった。
彼は衝撃を受けたと共に何度も何度も動画を見返した。
衝撃を受けながらも彼が出した結論はこうだ
「特別な事はしていない。これならできる!」
そう思うや否や、彼はマウラに駆け込んだ。
そう、彼は挑戦する気なのである・・・!
あわてて取材班は彼の後をおった。
彼はまず初めにおこった事は、試してみることだった。
この時、それが苦悩と葛藤の始まりだと、取材班は知る由もなかった。
ここで今回のアンバス1章の敵について紹介しよう。
相手はポロッゴ族、青い皮膚と金色の王冠を被ったカエルだ
特徴としては、強い魔法攻撃、二種類の効果の違うハンマー、そして雨乞いというお伴を召喚する技を使う相手だ。
必要な命中はとてむずでも1250前後と低めになっているようだ。
まず初めに、彼は通常のマトン盾装備で挑んでいった。
○か/踊+クルタダ、クピピ、キングオブハーツ、アムチュチュ
○食事:赤餅+1
○装備
武器:オータス
投的:P,ストリンガー
ルブリカント+3
頭 :羅王
胴 :羅王
両手:羅王
両脚:羅王
両足:羅王
耳 :ハンドラー
耳 :ハンドラー
指 :テュランドーリング
指 :ヴァラーリング
背 :ビスシアスマント
腰 :クルスカサッシュ
○アタッチメント
ストロボ:挑発の効果
ストロボ2:挑発の効果(1,2で揮発する敵対心の量増加)
T.スプリング4:攻撃力アップ
インヒビター2:ストアTPの効果
ターボチャージャー:ヘイストの効果
ターボチャージャー2:ヘイストの効果
アーマープレート3:被ダメカット
アーマープレート4:被ダメカット
フラッシュバルブ:フラッシュを使用する
オートリペアキット:リジェネの効果(HPに比例しよりリジェネ量アップ)
マナジャマー4:魔法防御力アップ
スチームジャケット:同じ属性の魔法を連続して受けるとダメージ減少(ファイア>ファイが。とかいう感じ)
マニューバは光、炎、土
装備品でマトンのHP命中アップ、被ダメカットをサポート。
ストロボ、フラッシュバルブでタゲを固定しつつ、アーマープレートにより被ダメカット、マナジャマーで魔法防御をあげ魔法対策を減らす。
彼のスタンダードなマトン盾装備だそうだ。
まずはこれで挑んでいった。
体育館ほどの薄暗い三本の柱に支えられた石壁の部屋。
彼はそこに転送されるとすぐに相棒のマトン、セレナーデを呼び出した。
白く、湾曲したフォルム。細い腕に付いたひと振りのハサミと盾。一見すると頼りなさそう見た目である。
こんな機械で耐えらえるのか?取材班は疑問に思ってしまった。
しかしそんな考えはすぐに一変した。
彼は続けてフェイスを呼び出した。クルタダ、キングオブハート、クピピ、アムチュチュである。あの動画を見た限りではここにシルヴィを呼んでいたそうだが、彼はヨランのユニティに入っており、シルヴィのフェイスを持っていないとの事だった。
準備が整うと彼は走った。
カエルは動かずじっと彼の動向を観察していたが、彼の走りにあわせ向かってきた。
すると彼はマトンにカエルを攻撃するように指示をすると逃げた!
それはもう、脱兎のごとくとはこのことであった。カエルに背を向け、魔法の範囲外まで逃げたのである。
かろうじてログが見える。そのくらいの位置まで離れたところで止まった。
どうやらダメージを確認するためにログが見える位置で止まったようだ。
マトンの攻撃は150~200前後。マトンのWS:ボーンクラッシャーは2000~3000のダメージを与えていた。対して相手の攻撃は100を超えることはない。
どうやらアーマープレートと土マニュの効果が出ているようだ。
魔法もファイジャ、ウォタジャを唱えるも300前後のダメージしか食らっていない。
彼はにやりと笑っていた。その顔をみた取材班はいけるのか?そのような思いを感じた
その時だ。
奇妙な星の形とともに床に横たわる彼の姿があった。
そうだ。負けてしまったようだ。
どうやら敵の特殊技クエンチングハンマーをくらってしまったようだ。
彼の受けたダメージは6000強。対してはマトンは3000弱とかなりの差が出ていた。
お試しということもあり、リレイズはしておらず彼はそのままHPに戻った。しかし彼の表情には落胆の色はみられていない。
そして二戦目。装備やアタッチメントは同じのようだ。
マトン、フェイスを呼び出し、戦い始めた。
今回違うことはSPアビリティであるオーバードライヴを使うかどうかだった。
これによりダメージや被ダメがどれくらい出るかを検証しようとしているようだ。
効果は歴然としていた。
与えダメに関しては300前後、WSのボーンクラッシュにいたっては5000前後のダメージを記録していたようだ。
これには取材班も目を見開いた。
今まで活用することなかった強化するだけのSPアビリティにこのような効果があるとは思わなかったからだ。
獣使いのSPアビリティ、使い魔と違い、からくり士のSPアビリティは効果時間が3分と非常に短い。それもありあまり活用される場所がないと思っていた。
それがまさかこんな効果を発揮するとは。
その後順調に削っていったマトンだったが、ここで恐れていたものがきた。
そうクエンチングハンマーである。
発動とともに彼は再び床に転がった。
今回も近づきすぎによるクエンチングハンマーの一撃をくらってしまったようだ。
彼は西アドゥリンの自室に戻ると再びあの動画を見直し始めた。
どうやら今の状況と動画の比較をしているようだった。
彼はしばらく考え込み、おもむろにサポをコルセアに変えた
どうやら動画ではサポコにし、ビーストロールを回しているようだった。
ビーストロールといえばペットの攻撃力を上げるロールで獣PTなどで重宝されるロールだ。
それを使いダメージの底上げをしているようである。
それに加え、フェイスにシルヴィを使っているようだ。彼のユニティフェイスはヨラン博士。ここも一つのポイントなのかもしれない。
彼はツイッターを立ち上げ、情報収集を始めた。
動画を送ってくれた友人にもコンタクトを取り、意見を聞いているようだ。
するとその友人が動画のコメントを教えてくれた。
英語だ。
すべて英語である。
動画の時に気が付いていたが、どうやら動画を投稿した人は日本人ではないようで動画の文字、コメントにいたりすべて英語なのである。
友人の訳や翻訳機を使いつつコメントを読み進めていくと、どうやらポイントがあるようだ。
フェイスの組み合わせ、ロールを使用することでクエンチングハンマーを強制的に誘発させる。
これが今回一番のポイントのようだ。
これにより通常攻撃、魔法攻撃、クエンチングハンマーの3種の攻撃のみに絞り、マトンの被ダメカット、リジェネ、それに加えクエンチングハンマーのあとの立て直しのアルタナムルスム(リペアーは近づかないと使用できないことと、リキャが間に合いづらい点で使用せず)でカバーをするという戦法が確立したようだ。
そのため彼はユニティフェイスとビーストロールの取得に向かった。
ここは割愛させていただくが、ビーストロールに関してはなかなかのドラマがあったようだ。
そしてそこからは挑戦と失敗の繰り返しだった。
フェイスはアムチュチュ、シルヴィ、クピピ、クルタダ、キングオブハーツに変更
サポもコルセアに変更し、開幕にビーストロールを使用した。
そして挑む。
この方法でなんどか挑んでいるとき、たまたまフェイスが落ちてしまうことがあった。
その時である。雨乞いがきたのだ。
やはりフェイスの組み合わせでクエンチングハンマーのみに特殊技を固定するといことは間違っていなかったようだ。
そして、その後も戦い方は変わらず開幕ビーストロールとマニューバをいれたらマトンをあてて離れる。
後はマニューバのリキャスト時間とマトンのHPに注意をし、HPが減ったらアルタナムルスムで回復していくだけのようだった。
カエルのHP順調に減っていき5分で3割ほど削ったところだろうか。オーバードライヴの効果も切れてしまい。削る速度はかなりゆっくりになっていったが、安定はしていた。
すると突然、マトンのHPが0になったのである。
彼の表情は一瞬で焦りにかわった。
しかしそこはまがりにもからくりマスター。すかさず応急処置>リペアー>マニューバと連続で使用し、素早く立て直した。
するとどうだろう。少し戦うと同じような現象が続けて起きるようになった。
同じようなことをつづけ、戦いも20分がすぎたところである。
ストックしていたアルタナムルスムが切れてしまった。
ここからは手の施しようがなかった。
クエンチングハンマー>魔法でマトンが削れ、応急処置もむなしく彼は再度冷たいタイルの上に転がっていた
その後、数回同じようなことを彼は繰り返していた。
どうしてもマトンがいきなりつぶれてしまうのだ。
かれは小首をかしげながら再度箱庭に向かった。
「おかしい、マトンはこんなに柔らかくないはずだ・・・」
彼はそう呟いていた。
そうである。我々も確認していたが、マトンの被ダメはクエンチングハンマーをくらいつつも残り2割は残っており、アルタナムルスムで十分カバーできる範囲だった。
そうおもったのか、かれは10分ほど戦って、マトンが急につぶれ始めたあたりでカエルに近づき始めた。
それではクエンチングハンマーでやられてしまうと思ったが、そこは覚悟の上だだったようだ。
なんどかクエンチングハンマーで床に転が彼の姿をみた。
するとあるログが流れていた。
デスを唱えた。
そう、デスである。
マトンのHPがかなり高いにも関わらず一瞬でつぶれた原因はこれである。
彼は納得したようすだが、これは由々しき事態である。
なにせマトンが落ちてしまっては手の施しようがない。おまけに即死ときている。
彼は頭を悩ませつつ動画を見始めた。
また彼は気が付いたことがあるようだった。
そうだ。この動画は5分で終わっている。
強化の時間を除くとオーバードライヴ中に倒していることから3分以内。オーバードライヴ延長をしているとしても3分20秒以内。
考えられない火力だ。
またエミネンスレコードの表示にも目が行った。
20秒に1度ほど、500ダメージ以上のエミネンスレコードが120、130と10づつカウントされている。
ということは少なくともマトンが通常攻撃で500以上のダメージをコンスタントにだしている可能性があるようだ。
フェイス、ロールのポイントのほかに、この火力にも謎がありそうだ。
彼はこのことに気が付くと早速アタッチメントを変え始めた。
どうやらかなり攻撃よりのアタッチメントに変更したようだ。
また、動画では炎光水のマニューバをいれているにも関わらず、開幕にマトンが挑発もフラッシュもしていないことに気が付いたようだ。
盾マトンのかなめであるストロボとフラッシュバルブのアタッチメント。固定という意味では必要だが、今回殴るのはマトンのみ。考えてみればこれはいらないたアタッチメントである。
これらも外していたようだ
○変更後のアタッチメント
T.スプリング3:攻撃力アップ
T.スプリング4:攻撃力アップ
アチューナー:強い敵に対して攻撃力アップ
ターボチャージャー:ヘイストの効果
ターボチャージャー2:ヘイストの効果
アーマープレート3:被ダメカット
アーマープレート4:被ダメカット
O.ファイバー1;他のアタッチメントの性能アップ
O.ファイバー2;他のアタッチメントの性能アップ
オートリペアキット:リジェネの効果(HPに比例しよりリジェネ量アップ)
マナジャマー4:魔法防御力アップ
スチームジャケット:同じ属性の魔法を連続して受けるとダメージ減少(ファイア>ファイが。とかいう感じ)
ダイナモ1:クリティカル率アップ
ダイナモ2:クリティカル率アップ
手数をおおく、一撃を重く、クリティカルが発生しやすく。
このようなコンセプトでせめてみた。
しかし、結果は同じであった。
オーバードライヴ中は300~400のダメージ。ボーンクラッシャーでは5000以上のダメージを記録していた。
が、やはりあの動画攻撃力には遠く及ばない。
一度、ためしに本職のコルセアにきてもらい、ビーストロールを回してもらったが結果は同じであった。むしろロールが二つになったことでクエンチングハンマーの威力があがりマトンがつぶれてしまいものの数分で負ける結果になってしまった。
どうやらこれはサポも含めて作戦が練りこまれているようだ。
しばらくこのアタッチメントで挑むも、結果は同じ。
絶対なる火力不足である。
オーバードライヴ中は
・ステータスが各100プラス(ジョブポにより変動)
・ヘイスト+25%
・強力な状態異常耐性
・一部のアタッチメントの効果アップ
・マニューバ1つで3つ分の効果
・効果時間中はオーバーロードしない
といった効果が得られる。
これを使用していてもあの動画の火力には遠く及ばなかった。
彼は悩んでいた。どうしたあの火力がだせるのか。
それはもはやノイローゼに近いものだったろう。
何も手につかず、ひたすらマトンの火力をあげることだけを考えていた。
彼は再度、動画を教えてくれた友人に連絡をした。
すると友人はあるものをみつけたようだ。
英文のリンク先が送られてきた。
そこには動画を投稿した人の装備とアタッチメントと思しきものが英文でかかれていた。
彼はすぐさま翻訳していくと、アタッチメントと装備の詳細が分かり始めてきた。
装備に関しては二つの装備セットをつかいわけていたようだ。
一つは羅王を主とした被ダメカット装備。
これは最初に消化した装備と差がなかった。
もう一つが重要だったようだ。
それは・・・
マトンのWS時の着替え装備であった。
ん?WSの時に着替えるのは当たり前では?
取材班はそう思っていた。
しかし、彼は復帰前は生粋の後衛職だったようで、あまりWSの着替えを意識していなかったようだ。
今までもヘルクリア装備に着替えていたようだが、ボーンクラッシャーに対応するVITに重点を置いていなかったようである。
すかさず彼はノーグに走りオグメを付けなした。
ペットのVITと攻撃力を重視したヘルクリア装備が完成した。
VIT+51、攻撃力+120
じつにこんなにも性能があがっていた。
これには彼も驚いたようで目を丸くしていた。
またアタッチメントにも変更があった。
アチューナー:強い敵に対して攻撃力アップ
Tスプリング4:攻撃力アップ
インヒビター2:ストアTPの効果
アナライザー:以前に受けた特殊技のダメージ現象
アーマープレート3:被ダメカット
アーマープレート4:被ダメカット
マナジャマー1:魔法防御力アップ
マナジャマー2:魔法防御力アップ
Oファイバー1:他のアタッチメントの性能アップ
Oファイバー2:他のアタッチメントの性能アップ
オートリペアキット4:リジェネの効果
コイラー2:カウンターの効果
ターボチャージャー1:ヘイストの効果
ターボチャージャー2:ヘイストの効果
この組み合わせに最後の望みを託し、彼は挑んだ
そしてついにその時はきた。
フェイスの組み合わせはアムチュチュ、クピピ、キング、シルヴィ、クルタダ
ロールはサポコでビーストロール
マニューバは炎光水
そして上記の装備、アタッチメントにし
マトンをカエルにあてていった。
直後に彼はオーバードライヴを使用。
TPが1000になり、しっかりとWSの直前に着替えを行い、マトンがボーンクラッシャーを放った
そこには動画で見た光景が広がった。
カエルのHPが激減したのである。
これには彼も喜びを隠しきれなかったようだ。
直後、クエンチングハンマーがくるもそこは慌てずアルタナムルスムを使用し回復。
そのままWSを放ち続けているとオーバードライヴが切れてしまった。
まずい、また倒しきれないのか!?
取材班はそう思った。
この時点で時間は5分を過ぎていたが、相手の体力は3割を切っていた。
ここからは持久戦である。
カエルの体力がなくなるのが先か、アルタナムルスムが切れるのか先か
明らかにWSの威力は落ち、カエルの体力は減らない。
しかしそれでも彼はあきらめなかった。
何本目かのアルタナムルスムを使用した。
すると突然マトンが落ちた。
そう、恐れていたデスが唱えられたのである。
しかしそこはここ数日何度も挑み、何度もデスをやれていただけあり、冷静に応急処置、リペアーマニューバを使用し再度戦い始める彼の姿があった。
また、その際、彼は逃げ方も三本の柱のうち二本を回るように逃げていた。
そしてついにその時は来た。
アルタナムルスムが切れたのである。
負けだ・・・!!
取材班がそう思ったその時
彼はマトンのもとへ駆け出した。
みるとカエルの体力は残りわずか。1mmといっても過言ではないだろう。
これこそやるかやれるかの勝負だった。
そして彼は・・・
勝ったのだ。
彼はマトンに駆け寄ると素早くリペアーを行いマトンの体力を回復した。
そしてマトンはそれに応えるように必殺のボーンクラッシャーを放った。
歓喜の瞬間である。
マトンの体力を回復した直後、ファイジャが放たれ、彼もマトンも黒焦げになっていた。
それでも最後にその場に立っていたのは彼とその相棒のセレナーデであった。
直後、箱庭から排出されると彼は叫んだ。
世界中に聞こえるかのような大声を出し、ここ数日の気持ちを吐き出していた。
その後、応援してくれたLSにも声にならない喜びを伝え、彼は崩れ落ちた。
緊張がとけたのであろう。
彼曰く、こんなに苦しい戦いは、昔、赤魔導士でマートに挑み続けた一週間のとき以来だそうだ。(赤でマートに勝利するのもかなり難易度が高かったようだ)
そして取材班は彼の最後の言葉を聞き逃さなかった。
「「なにもできない」なんて言わせない。」
攻略に当たり、たくさんの方に助言をいただきました。本当にありがとうございます。
また今回の件でトラブルもありました。そのことがあり、一部重要な部分をぼかしてあります。
からくり士をやっているかた、からくり士に縁があるかたならわかるとおもいますが、そこは今回は突っ込まないでいただけると幸いです。
みなさま、本当にありがとうございました!