八月の御所グラウンド | 明日こそスキップ

明日こそスキップ

独断と偏見の読書感想とひとりごとを書いてます

 

 

第170回 直木賞受賞作
京都が生んだ、やさしい奇跡
ホルモー・シリーズ以来16年ぶり
京都×青春感動作
女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む

絶望的に方向音痴な女子高校生
謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)で

たまひで杯に参加する羽目になった大学生
京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは――
今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない
人生の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る傑作2篇

    (あらすじより…)

 

図書館で順番が来るのを気長に待とう!と思ってたら

早くもaudibleにUPされてラッキー!と聴きました…

万城目作品はもう10年くらい前に

「プリンセス・トヨトミ」と「鹿男…」を読んで以来

かなりのご無沙汰になります…

 

 

一話目の駅伝のお話もじんわり良かったけれど

表題作は段違いでした!

謎の草野球大会の行く立ても良かったし

つぎはぎのようなメンバーも良かった!

ナレーターさんがまた上手くて

メンバーの一人シャオさん(中国人の女子留学生)の喋りは絶品!

大文字の送り火の場面も目に浮かぶよう…

短編集だと思い込んで聴いていたので(二話収録です)

ここで終わりかと思ったところに続きがあり

たいてい用事をしながらaudibleを聴いてる私が

残り時間を見ずに座り込んで夢中で聴いてたら

いきなり終わって、あれ?ここで終わるの?と…

でも、その余韻が良かったです!

可笑しくて、切なくて、ちょっと泣けました…

野球、本当にやりたかったんだね…

 

 

余談ですが案外図書館で借りるより早いか?と

前の直木賞の「極楽征夷大将軍」もaudibleで聴こうかな?

と思いましたが、なんと30時間越え!

(万城目作品は5時間ちょっとだった…)

さすがにちょっと無理かな…