今日は、

久しぶりに美術館へ行きました。

 

最後に行ったのは去年の12月なので

もう一年近く行ってなかったんだなあ(しみじみ)。

 

大好きな

東京都現代美術館。

 

電車が混む時間を避けて

各駅停車にことこと揺られ、

 

わくわくしながら清澄白河の駅を降りて

まだシャッターが開いていない商店街を抜けて美術館へ。

 

大好きな、

横尾忠則さんの展覧会。

 

特に好きな作品は、Y字路のシリーズ。

 

初めて見たとき、

 

絵の中にぐぐぐんと吸い寄せられて

そのまま自分がY字路を進んでいくような感覚になったなあ。

 

 

久しぶりに目の前にしたY字路は、

やっぱり

ちょっと怖くてちょっと寂しくて

ぐぐぐぐぐんと絵の中に入っていくような気持ちになった。

 

戻れなかったらどうしよう、と、どきどきするのも前と同じ。

 

 

そして、

もうひとつ。

 

現代美術館に来たときの毎回のお目当は、

 

宮島達男さんの

「それは変化し続ける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く」

という作品。

 

1728個のLEDカウンター。

 

それぞれの数字はみんな違うスピードで

1から9までを刻み続けている。

 

作品の前に置かれた椅子に座って

数字が変わっていくのを眺めている時間がたまらなく好きなのだ。

 

 

 

大好きなひとと一緒にいる時間や、

楽しいことをしている時間は、あっという間に過ぎていくのに、

苦しい時間や緊張している時間は、意地悪なくらいゆっくりだよなあ、とか、

 

どう生きるかで

時間を感じるスピードってみんな違うんだろうなあ、とか、

 

こうしてる今も

どんどん時間は流れてるんだなあ、とか、

 

変わり続ける数字を眺めながらぼんやり考えるのが

ここへ来たときの毎回のお決まりなのだ。

 

 

そういえば、

「モモ」っていう本の中で、

モモが「時間のみなもと」を見る場面があって、

 

次から次へと咲いては散っていく「時間の花」を前にして

その美しさに息を飲むモモのことを思い出しました。

 

 

こうして日記を書いている「今」も、

次の瞬間にはもう「過去」なんだと思うと

なんか胸がぎゅぎゅぎゅとなるのであります。

 

ぎゅぎゅぎゅ、

 

ぎゅぎゅぎゅ、、

 

ぐぐぐ、ぐるぐるぐる。

 

毎度のことですが、またもやお腹がへってきた。

ので、今日はこのへんでおやすみなさい。

 

 

*今日の出演者*

吸い込まれていく怪獣ビリー。

段ボールのマッチに囲まれて時間の流れを思う怪獣ビリーたち。

「時間の花」という段ボールの壁掛け作品。

 

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