4月27、28日は

「音楽家ならだれでも知っておきたいからだのこと」

セミナーを開催しました。

 

参加者は全員

少し老化が進んでいる年代(笑)

 

講義の休憩中

参加者の皆さんが

真剣な眼差しになった瞬間は

「老化」についての雑談の時。

 

身体のメンテナンスに気をくばっている

スポーツ選手でも

現役で活躍する年数は長くても40年くらい

 

一方、演奏者は

3歳から始めて90歳くらいまで現役

という演奏者はたくさんいますね。

 

もちろんアマチュアの方だって

死ぬまで楽しく演奏したいですね。

 

その長い年月をどのように過ごすか。

 

また、スポーツと違うところは

若い方のほうが体力的に優位ですが

音楽の場合は

歳を重ねることによって

経験や感情、知識など優位になってきます。

 

ですから、身体の使い方さえ上手だったら

ますます、優秀な演奏者であり

死ぬまで音楽に携わっていけるのです。

 

私は立派に老化しており(充分すぎ)

時々くじけそうになりますが

あきらめたらおしまい

と肝に命じています。

 

アンドヴァーのトレーニングを

日々、生活にとりいれ実行していると

だんだん演奏のクオリティーがあがり

体調が良くなっていくのを実感しています。

 

でも、時々何も心当たりがないのに

膝が痛くなったり

肩が痛くなったり

あちこちトラブルがおきます。

 

始めは、慌てて病院に駆け込みましたが

結局、「加齢によるもの」とほのめかされ

がっくりしました。

 

毎日、気をつけているのに

なぜだろう?

前よりバランスの取り方が

下手になっているのかしら?

それとも、生まれつきダメな身体なのか?

 

よく考えてみると

 

生徒さんが

「昨日から急に腰が痛くなって。

ギターの練習をしすぎたせいでしょうか」

とおっしゃると、私は

「以前から座り方にクセがあって

急に悪くなったのではなくて

ついに、痛くなったのです」

と冷たく言い放っていました。

 

自分のことは気がつきませんね。。。

自分ではちゃんとできているつもりでも

まだまだっだのですね。

 

もう一度、トレーイングをきちんとすると

痛みはなくなりました。

 

悪い身体の使い方の癖があると

気がつかないうちに

身体は疲労しています。

体力、回復力があると

翌日には治っていますが

 

回復力がおちるのが老化です。

これはどうすることもできません。

 

つまり、老化に負けないためには

昨日までは、大丈夫と思っていても

悪い身体の使い方の癖を

より、正確に正しくすること。

 

日々、自分の身体の使い方を観察して

より正確に使うこと。

これ以外に老化に立ち向かう

方法はないのですね。

 

正しい身体の使い方を

勉強しませんか?