私の知り合いのG先輩、実は東京にいた時、かなりヤバイ人から借金をし、知人を頼りに大分へ逃げてきた人でもある。

そのGさん、大分都町のクラブのカウンターで私と一緒に飲んでいた時、ふとナナメ奥のBOX席にいたお客とバチッと目が合った。と同時にカウンターの中へと飛んではいり、今度は血相を変え、ものすごいスピードで立ったり座ったりを繰り返すのだ。

私は何をしているのだろうとあっけにとられていると、今度は奥のBOX席から右手を振りながらわおぉ"わおぉ"と意味不明の言葉を発しながら作業服の人か゛猛スピードで駆け寄ってきたのである。

Gさんはこれはヤバイと感じ、ビール瓶で対抗しようと必死になって探すのだがビール瓶は見つからない、その人こそヤバイ借金取りであった。後で聞くところによると、本人がG先輩を見つけ駆け寄る時に、(貴男を捕まえに来たのではなく)ちがう、ちがうと云っていたと云うことであった。

 そのヤバイ人は今では建設会社の人となり出張で、たまたまそのクラブで飲んでいたとのことである。Gさんも大分まで来てまさかと思ったらしいが、これは宿命かも知れない。しかしこの様な事が宿命であるはずはなく、だとすれば、、、

ふたりは長年その後の積もる話で朝まで飲み明かした。

その確率日本の人口1億2000万人分の1、ロト6の一等が当たる確率は、600万分の1であるので、ロト一列買い200円、で買った時に1等を20回当てる確率、と同じである。

 この様にすごい確率で物事を起こす人達は、案外宝くじには当たらない人達であるのかも知れないが、、、

、この世に起こることに意味はなく、意味づけは自分自身がしているのにすぎないし、また偶然も無いのだが、あえて意味づけすればこれは偶然である!!