あの時こうしてればよかった…
あのとき、こうやってれば上手くいったのに…
みたいなことがたくさんあります。
むしろ人生は、後悔の連続です。
だから人生は航海のようだ、と言うんですかね。
嘘です。
さあて。
ご存知と思いますけど、2003年のアルバム「To ME」が
遂に！全国リリースされました。
Amazon
Tower Records
HMV
アマゾンの解説に書いてありますけど、
マルコポールを優先したので、こっちは後になったんだよね。
1999年の時点で、7曲出来てた。
初の10ヶ月間、週一ライブとマルコポールのリリースは
僕の人生の中ではけっこうな大事件で、
ホントに想定してないようないろんなことが起こって
最後の最後で、完成させられなかったんだよね。
そこから2年経って、やっと最後の曲を完成させられて
アルバムの出口が見つかった。
その辺ことはここに詳しく書いてあります。
Remaster 2003
さて、完成したはいいものの、
それをどうすればいい？
前の記事で書いたように、当時は、
インディーズでCDを作って出すとか、
そんなこと簡単にできるような時代じゃなかったんです。
それに、そんな紆余曲折あってできたものだから、
それまでの作品に比べて、あまりよくない気がするなあ、
と自分でも自信がなかったんだよね。
だから、どうすればいいのか、自分でも判らなくて
とりあえずサンプル作って、CDRに焼いて自分で持ってた。
その年、わけあって日テレの仕事に戻ったのね。
そこで、いろんな新しい人たちに出会った。
21世紀の人脈。
みんな若かった。
そこで僕は「自分はこんなことやってます」みたいな挨拶で、
僕の音源でも配ってみようかな、と思ったのだけど、
なんとなく、時代的にもう、
マルコポールの時代じゃないなあ、と思った。
あれは自分がなんか「昔のヒト」みたいな気がしたんだね。
なので、出来たばかりの「To ME」のサンプルCDRを配ったの。
そうしたら、そのうちの一人、
ビートルズとビーチボーイズが好きな若者だったんだけど、
その彼が「これはすごくいいアルバムじゃないですか！」
などと言うわけです。
またまたー、お世辞やん、うまいねー。
などと答えたんだけど、ホントにいいと言ってくれる。
オマケに、それ以前の僕のマルコポールみたいなものよりも
こっちがいい、などと言う。
そう言われてるうちに、
自分も、そのとおりなのかもしれない、と。
もう21世紀だし、時代は変わったのかもしれない。
今の感覚では、こっちが新しいのかもしれない。
そんなことに気付いてきた。
僕はおだてに弱いので、
そういうことがあって、ちゃんとリリースしよう、
という気持ちになってきたのね。
でも、何度も書いたけど、そう簡単なことじゃない。
そこから何段階もあって。
2006年に友人宅でマスタリング。
2008年くらい？に iTunes でリリース。
そして遂に2009年に、盤はCDRだったけど、
ジャケットを印刷して、ちゃんと発売しよう、ということになった。
これ実は最近思い出したんだけど、
その時はまだ「FUSEKI」はりリースされてなかったんだよね。
FUSEKIよりも前に、先に出そうとしたんだよね。
そんでリリース記念ライブしようと思って
Be7をブッキングしたら、
なななんと！そのライブがタイバンの解散ライブになってしまってさ！
お客もほとんど、その解散バンドのファン。
ライブもしんみりして、
とてもじゃないけど、「アルバムリリースしましたー」とか
言える雰囲気じゃない…。
そんな感じの初お披露目だった。
それ以来、売るのはやめてしまった。
大量のジャケットだけが残った。
そんな3年前。
そして今回。
愛と平和があって、マルコポールがあって。
念願の全国リリースが次々叶った。
そうしたら、最後はこれしかないじゃん！
「To ME」しかないじゃん。
ということで、その決心がついた。
プレスするぞ！
全国リリースするぞ！
ジャケット使うぞ！
と。
それで、大変な難産だったこのアルバム。
この不憫な子を、ちゃんとしてあげたい。
なので、アルバム収録曲を全曲！ライブでやろう！と決めた。
11月13日。
門前仲町 BIG HORN でね！
やっと「レコ発」ライブが出来るよー。
9年目にしてですよ！
すごいね！
恐らく大変だと思います。
ライブでやったことない曲ばっかりです。
大変な僕を見て楽しむライブ。
羞恥プレイ。
是非来て下さい！
*11月13日（火）門前仲町 BIG HORN （with 田中マサオミ）19：30～ チャージ1500 ワンマン
*11月14日（水）下北沢 mona records 田中マサオミ（with 唐川真 dr）19:00～ 前売り1800
