キャンペーンの あまりの出来の悪さに正直観にいくのをパスしようと思ってました。

だってねえ・・・ライライライライラララライって・・・・

藤崎マーケットって・・・げんなり。ダウン(-"-;A


でもこどもたちにはこれがよかった??

「ライラ見たい!」と観たいモードになってたので行ってきました♪

「でも藤崎はでえへんで~いいの?」

「うん、いい!」

しかも今日は「映画の日」じゃないですか!


この世界観、気に入りました。



ライラと鎧熊の友情がもっと見たかった



児童文学が原作、ファンタジーってことで「ロード・オブ・ザ・リング」

「ハリー・ポッター」なんかをほうふつとさせながら、

わたしたちの住む世界とはちがうパラレルワールド。

アスリエル卿の研究では

~自分達の住む世界とは別の世界はダストによってつながっていると言う。

そして、他の世界にはダイモンの存在しない世界もあるのだ~


ダイモンの存在しない世界とは我々の世界なんでしょうね。

冒頭のテロップに


”第一作の舞台は、われわれの世界と似た世界であるが多くの点で異なる。


第二作の舞台は、われわれが知っている世界である。


第三作は、各世界間を移動する。"


とありました。

しょっぱなからこれは続編がありますよという宣戦布告?

でも面白そうだなと思いました。


この世界では人間には「ダイモン」と呼ばれる動物の形をした魂がよりそっている。

という独創性が気に入りました。


吹き替えでみたせいでしょうか?

結構すんなりとこの世界のことを把握できたし、

字幕を追わなくて済む分、楽しめた気がします。


まだまだ分からないことが多くて、例えばダストのことや、

ダイモンと引き離されたこどもはいったいどうなるのか?

もっと言うと、ダイモンと人間はどうやってひっつくのか・・・

生まれつき持ってるんでしょうか?などなど謎だらけ。

それでも面白かった。


この子がライラのダイモン。可愛かった♪


こどものダイモンはまだ定まっておらず、あるときには鳥になったり、ネコになったりするのも面白い。  とくにパンタライモンが可愛い


こぼるは「サトシとピカチュウみたいや」とあっさり納得してました。

でもちと違う気もするが・・・(苦笑)


主役のライラを演じたダコタ・ブルー・リチャーズ。


期待の新人!

1万5千人の中から選ばれた新人だそうです。

彼女の演技は素晴らしかった!新人らしからぬ演技!強いまなざし。

それにしてもライラの物怖じしない性格と勇気、知恵、どれをとってもすごくて

「こんな子いねえよ!」と心の中でつぶやきながらも見入ってしまいます。(苦笑)


勇敢な少女が主役だと「風の谷のナウシカ」なんかも思い出しますね。

気球乗りのリー・スコーズビー(サム・エリオット)なんかもありがちな脇キャラでした。

テキサス流のガンマンの装いの彼のダイモンが可愛い野うさぎってのはいい感じ。

ありがちな脇キャラ!

でもちょっと全体的にコメディ要素が少なすぎる気がしました。

会場内、人が大勢入ってたけど、静かだった~~。

みな時々?マーク浮かんでたかもね。ついていこうと必死で。(笑)


制作費が半端ない!

2億4500万ドル(約250億円)ですって!

だから映像はすごいことになっております。


気球が空をとび、北極で白熊に少女が乗っかり、雪原をかけめぐるなどの

ビジュアル面もオリジナリティにあふれているし、戦闘シーンも迫力があった。

衣装セットもゴージャス!


セットも凝ってる


ビジュアルも豪華




気球でロンドンへ行く!


RPG的なワクワク感があって引き込まれます。


しかし登場人物が多いし、みな類型的なキャラだけに

じ~~んと感動するという感じではありません。



この手のファンタジーって駄目な主人公がなぜか「選ばれて」しまって

作品を通して成長していくってところが肝じゃないですか。

でもライラは最初から「勇敢すぎる」んです。


大きな熊を相手にして物怖じしない


わたしから見てもこんなに頭の回転が早く、勇敢な子なら守ってもらいたいわ~

と思わせてしまう。(笑)

まだまだ荒削りではあるけれど、リーダーになりうる存在。

なので、成長ものが好きなわたしはいまいち乗れなかった。


わたしがもっとも共感できたのが、鎧熊のイワレク・バーニソン

(声はオリジナルがイアン・マッケラン、吹き替えでは緒形拳!)

ビルドゥングスという点でも彼が主役なのでは?と思いますね。


鉄の鎧を取り戻す白熊はかつての王

親友が誘拐されて、それを単身救いに来るというライラの

勇敢さに感化されていくバーニソン。

かつては王として君臨したのに、だまされて魂とも呼べる

鎧を取り上げられてしまうという、傷を持った熊。


でも騙して王の座についた熊との1対1の戦いは

「ムシキング」バトルのようであっけなく、ありゃりゃ~~と思いました。(失笑)

この熊とライラにもう少し焦点を絞って掘り下げて描いて欲しかったなと思います。


最初は悪役だったコールター夫人(ニコール・キッドマン)がライラの危機を救ったりして

いい人なのか悪い人なのか、ただ羅針盤が欲しいだけではなさそうなところ、

ライラの叔父のアスリエル卿(ダニエル・クレイヴ)が出番が少なかったところは

消化不良ですよね。


あんまり出番がなくて残念


続編ではまたちがう一面を見せていくのではと感じます。


第2作、第3作といくと結構面白そうな雰囲気はあります。


原作も読んでみたくなりました。

いつも行き来している有閑マダムさんによると、アメリカではクリスマスの

映画公開時期には「この映画は見てはいけない」というボイコット運動が

あったそうなんです。


どうもカトリック教会が抗議をしたらしい。


どこにもそんな教会をほうふつとさせるところも批判もなかったと思うけど・・・


教権(マジステリアム)

~ライラの世界で、すべての人間を支配しようとする機関~

がダストを研究するアスリエル卿を神への冒涜だと

毒殺しようとするところがいけないんだろうか?

とするとダストってのは教権からすると危険思想なのか?


それがしっかり書いてある原作を読まないようにということらしいです。

そういわれればますます読みたくなってしまうではありませんか!

新手の宣伝なのか?


パラレルワールドという設定ですが、

ジプシャンたちは何千年もの間、旅をしている民で自由の象徴、

そんなジプシャンたちが教権に虐げられているというエピソードは

欧米の移民問題とも重ねることができそうでした。


この作品、お説教臭くないところはよかった。

戦いのシーンが思ったよりも激しくってね。

かなり殺しあってたの。(涙)

人間が死ぬとダイモンも死ぬんだけど、それがそんなにグロテスクでは

なかったのが救いだけど。


「レミーのおいしいレストラン」はお婆さんがライフルぶっ放すシーンの

ためにPG-12になった。

そう思うと、なぜこれだけの戦闘シーンのある本作がOKなの?

ファンタジーだから?パラレルワールドで現実の世界じゃないから?と思った。


争うことはよくない、とかがなくて戦争ってこうやって起こっていくものなんだ

とか、どうしても何かを取り戻すためには戦うこともあるといった現実に即した

ありのままの描写していた点がよかったと思いました。


ライラもただ正義感があるというより、頭の回転が早くて

ウソを武器にしていたところもこれからダークサイドに落ちる可能性も大だしね。

「世界は思ったよりも広くてこわい」と言うセリフが印象的でした。


魔女であるセラフィナ・ぺカーラ(エヴァ・グリーン)が

「彼女に予言が出ている。戦争の結末を握っている」という意味深な言葉も

続編に対して気分を盛り上げるね。


ちなみにわたしのダイモンはライオン!

正義感が強いそう。


ええ、こどもたちを谷底に突き落として

育てる厳しい獅子には憧れますわ!(笑)