デイジー

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デイジー


一応は韓国映画?


いや、アジア映画?


でも舞台がオランダだし。。。




無国籍な純愛映画か。。。



監督は香港フィルムノワールの新星、アンドリュー・ラウ


脚本が「猟奇的な彼女」のクァク・ジュヨン。

(猟奇的な彼女のレビューはこちら


意外な取り合わせだけど、うまく融合してました。


これはDVD向きな作品だと思う。




何度か観たほうがよくわかる。


何度も観賞に耐えるというか、1度観ただけじゃわからない部分が多い。




冒頭の雨宿りシーンのセリフと最後のシーン。


うまくつながってるなあと思いました。

純愛なんだけど、悲しいんだけど、号泣するって感じではなかった。

ハードボイルドの味付けが強いからかな?


血が流れすぎっっっ(苦笑)ガーン



男たちだけのシーンって言うのは誰もが表と裏の顔を持ってるように

描かれています。

二人の男、一人はジョンウ。

インターポール警察の麻薬取り締まり捜査官。

広場で似顔絵を描いているヘヨンのモデルになることで

標的をマークしている。

ヘヨンはそのことを知らず、いつも4時15分きっかりに

現れては似顔絵のモデルになるジョンウに、ある男性を重ねあわせ、

やがてはジョンウを好きになってしまう。


ジョンウ演じるのは「動物園の隣の美術館」で

これがデビューとは思えないほどの安定して、落ち着いた演技をみせてくれた

イ・ソンジェ。



実は刑事


もう一人の男パクウィ(チョン・ウソン)は殺し屋。

ターゲットを狙うために借りた部屋から

いつも広場で絵を描くヘヨンを見つめ続ける。

ヘヨンが淡い恋心を描いているのは実はこのパクウィで、

このことをヘヨンは知らない。


わたしはチョン・ウソンは初めて見ました。

かっこいいっすねっっ!!ラブラブ!


「わたしの中の頭の消しゴム」(いいタイトルだね~)も未見。

韓国映画はこれから少しづつ観たい!!

鋭いまなざしチョン・ウソン

表の顔と裏の顔を持つ男に

ヘヨンがからむと何か淡いひとすじの光のような

存在になってるところがよかったです。

ヘヨンの書く絵とよくあってた。


ヘヨンは「猟奇的な彼女」で暴力ばかりふるうがとっても繊細な

女の子をキュートに演じたチョン・ジヒョン。


今回もデイジーという花がぴったりの可憐でどことなく繊細な

女の子を演じています。


3人の視点で物語が進行するのもよかった。

それぞれがナレーションをしていてそれが説明的すぎず、

よかったです。


好きなシーンはやっぱりデイジーの花畑でのエピソードかな?


丸太橋から落っこちてしまい、怖くて渡れなくなったヘヨンのために、

パクウィが橋を作るところだね。


いきなり舎弟?がぞろぞろと手伝いにくるところ、笑った!


ヒットマンとして身を隠してるって言うのにあんな大がかりなことやって目立ちすぎだろっっ!!

まるで少女マンガの世界!


その後もデイジーの鉢植えが届くっていう。コスモス


この題材だけでメルヘンな作品ができあがるのに、

パクウィがデイジーを育ててるのが、火薬の匂いを消すためだって

いうハードボイルド路線と絡めてるところがおもしろい。




ジョンウヘヨンの出会いもいい感じ。グッド!


二人にめばえる恋心


プレゼントがキムチっていうのがいい!


ヘヨンは恋に恋してる。


アンティーク館にあった写真のように彼らには手が届かないところにいる。


ジョンウパクウィもまた表の顔しか明かさないから、

彼女と向き合えないんですね。


向き合うにはスケッチを通さないといけない。


このすれちがいがせつない、もどかしい。


アンバランスな妙と言いますか。


声を失ったあともせつない。

3人の分割画面は多くのセリフよりも雄弁で新鮮。

このシーンよかった!


舞台がアムステルダムって言うのも大きい。チューリップ赤


絵になる町ですよね。チューリップ黄


ここの屋上でも「インファナル」っぽかった(笑)

空の切り取り方が同じ。


というか、ジョンウパクウィも「インファナル・アフェア」の

アンディ・ラウトニー・レオンに見えてくる割合が45㌫はあったゾ(笑)




今度は次は少しちがう路線でお願いします!


やまない雨はない、未来は変えられる




こうして画像のみ見てみると結構「レオン」意識してますね~。


孤独なスナイパーと、けがれなき乙女って取り合わせが。。。


草花が好きなところなんかも。


チョン・ウソン鉢植えする時土食べてたなあ~


あれにはえっ?Σ(゚д゚;)っと思ったけど。(笑)




ヘヨンのアトリエやファッション、

パクウィのボートハウス、ジョンウの真っ白い部屋など、

小道具やインテリアがステキだった。


おじいちゃんのアンティークショップもステキでしたね。


よくよく考えてみるとヘヨンは銃撃戦に巻き込まれ、声も失い、

2度目は死んでしまうという可哀想すぎる設定なんだけど、


未来は変えられるんだよって言う、ラストで

(猟奇的な彼女でもそうだったんだけど)

それほど悲惨な感じではないんですよね。


対するパクウィのほうは死なせてしまったという

宿命を感じてまさに「無間道」におちいっちゃう。


ヘヨンの留守電メッセージをずっと聞いてるのが悲しい。

彼女の本当の声を読唇術で読み取ったのに、

今はいない声のみの彼女。。。(悲~!!)雨



だから最後の撃ちあいで組織のボス(まんまゴッドファーザーだった)

を倒したら悪の無間道にはまっていくのだろうし、

撃たれて死んでしまってももう一度雨宿りからやり直せるっていうのがあるんじゃないのかな?


そう思うとまた最初から見返したくなる。


いろんな角度から見ることができて面白い映画です。

パクウィ目線から見たアナザーバージョンもリリースされましたね。

これはぜひ見なければ!


ゴッホのひまわり、わたしのデイジー
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