女優の竹内結子さんが亡くなったことで、今中村獅童さんのインスタへの誹謗中傷の書き込みが集中しているという。これに対しまた議論や心ないコメントをやめるような書き込みコメントですごいことになっている。

この現象はある程度予想されていたが本当に今は全く関係ないことで気の毒でしかたない。

中村獅童さんとは何年か前からお仕事でご一緒してから、歌舞伎にも何度か伺い、学生もお連れしたりしてとてもお世話になっていて、この記事を書くことにまた私が炎上に加担するということにならないことを希望して、SNS のリテラシーを考えてみる。

かねてから考えていたことだが、SNSは本当に怖い今やマスコミュニケーションといえるだろう。

昔なら、テレビのずっと先の芸能人。今はSNSで手に取るようにプライベートがをみることができる時代。

獅童さんなどは、新しいことをどんどん歌舞伎界でもやってのけているのでインスタも随時投稿されている。

今や情報社会。個人でもプライベートを発信する時代で、インスタやツイッター、ティックトックなどは特に全く顔の知らない方も誰でもフォローできるし、芸能人でもそれが、宣伝のツールとして利用する方は多い。

ツイッター、インスタ、そしてYouTubeなど。SNSが出始めのころは、有名な方は参加されていなかったが、もう今やその域ではない。

私の世代はFBが多いけれど、FBはまずお友達申請し、許可されたらお友達としてフォロワーになれるというもう一段階はいっている。

しかし自分のビジネスに役立てたいという方は多いので、おそらくすべての方を知っているというわけではなくお友達を申請している方もいっらっしゃるのではないかな。

先日お友達申請した方は本当にお友達やお会いした人だけを許可されていので、そこは本来の姿だと思っている。

さて、こういった個人と個人をつなぐSNSは、本人に関係ない、今回のようになにかをきっかけに誹謗中傷されることもあり、これまではテレビ局や、事務所がいったん守ってくれたことがダイレクトに来てしまう。

いずれにせよ、世の中に出すコメントや写真やすべてはもう何かが引き金になり、トラブルの元ということになりかねない。

私もテレビの番組司会を十年以上やってきて思うのは時代が違うにせよ、世の中には考えられない、思想の持ち主が一定数いて、考えられないリアクションが局にきていたことを知っていてとても怖かった。

だから、すべての人にリテラシーを求めるのは所詮無理な話だ。

受ける側は、まずは心ない誹謗中傷はやめて頂きたい。そして、自分で自分を守るためにまず投稿には最上の注意をはらい、コメント受け付けないとか、DMを拒否など設定もする、何か起きたときに炎上に参加するのではなく、そこで動かないことが得策かもしれない。

特に芸能人などは、そこでコメントをするとなおさら、メディアで取り上げられて大きくなってしまう。

最近ますますSNSの力が増してきているので、このあたり本当に改めていきすぎないようブレーキをかけてほしい。すべての方が本当に慎重に対応することが大切だとしみじみ思う。

今朝仕事に出かける前にこんなことを思ったので書かせていただいた。