日本中のあちらこちらで、桜の便りが聞かれるようになりました。花に嵐は付き物。開花したばかりの桜の花が強い雨風にさらされる度に、散ってしまわないかとはらはらしている今日この頃です。ところでこの間とても素敵な光景を目にしたんです。
満開の桜が風もないのにポツン、ポツンという感じで落ちてくるので、あれっと思って良く見ると、落ちてきたのは花びらではなくて、桜の花が一輪、又一輪、花の形のまま落ちているのです。

不思議だなあと思い、桜の木の枝を見上げて見てみると何と小鳥が、桜の花を楽しそうに啄ばんで一輪一輪落としているのです。啄ばまれた桜の花は次々とクルクル廻りながら落ちてくるのですが、さながら、フンワリと開いた花のドレスを着た春の妖精が舞っているようでした。
人ってこんな些細な出来事で幸せになれるんですね。意識しているとこんなメルヘンな世界が日常の其処、此処に存在するのかも知れませんね。
