さて、日本文化協会で稽古の後、兼ねてからご招待を受けていた今回のWDA理事長のご家族との夕食にご一緒させて頂きました。彼は戯曲学院つまり、チャイニーズオペラ(京劇)の学校の学院長でも有り学院の創立者でもあるということで、日本の歌舞伎にも大変興味を持っていて、「勧進帳を京劇でやりたい」と言っていました。6年前シンガポールに訪れたときも感じたことでしたが、日本とシンガポールの文化に対するこの温度差は一体何なのでしょう。そしてこの国の人々の持つ、この純粋で底抜けに明るいエネルギーのオーラは・・・・。







 食事を終えると、空港へ行かなければならない時間が迫ってきたので、後ろ髪を引かれながらも再び日本文化協会に荷物を取りに戻った私達は、地下鉄で飛行場まで行くことに・・・・・・・・。荷物が多いし重いから、タクシーで行けばいいのにと思いましたが、日本舞踊の生徒達が遅い時間にも関わらず数人待っていてくれて、一緒に荷物を持っていくと言ってきかないのです。いやな顔一つせず、重たい荷物を嬉しそうに、楽しそうにはしゃぎながら運んでくれる姿は、童話の世界に出てくる陽気な妖精達の様で、本当に心を打たれました。私がトイレに行くときも、買い物をするときも必ず誰かがちょこちょこ付いて来てくれて、「先生、こってち」と手を繋いでくれたり・・・君達はなんでこんなに良い子達なんでしょう!!!私は本当に幸せ者です。みんな、本当に本当に有難う。





         チャンギ空港までの地下鉄の中にて



これにて、目まぐるしくも凝縮された、私達にとって掛替えのない、今回のWDAシンガポールの体験日記の終了です。