先週末、踊り初めが有りました。今回は小唄の「花宴(はなうたげ)」を踊りました。小唄とは言え時間的には約8分と、手頃な長さの踊りで、鳴り物(大鼓、小鼓、太鼓)も入っていて華やかな新年らしい演目です。踊り初めにはいつも自前の着物を着るのですが、今回は前日までどうしようか迷った末、ウン十年前の成人式の時に着た振袖を着ることにしました。京丹後ちりめんで有名な、京都の丹後まで出向いて選んだ着物です。全体的にブルーグレイの抑えた色合いですが、美しい絞りと四季の花で埋め尽くされた上品な華やかさが気に入って決めたものです。最後に袖を通してからもう二十年近く経ってしまいましたが、たとう紙を開くと色褪せる事の無い美しい風合いを留め、ひっそりと姿を現しました。この振袖は私の為に誂えたものですが、その他に持っている着物は、殆ど母や祖母や伯母のもので70年近く前の物でも普通に着ています。洋服はこうは行きませんが、着物は凄いですね。