今回のWDA(World Dance Alliance)Singapore Conference Theme: Asia-Pacific Dance Bridge – Exploring Partnerships Singapore; June 7-10, 2007への参加は、去年の12月突然シンガポールから飛び込んできたメールがきっかけでした。メールの差出人は、私が2001年に初めてシンガポールを訪れ、シンガポール日本文化協会や芸術学院、ハイスクール等で日本舞踊の講座やワークショップを行なった時に知り合ったミス・テレサからでした。途中から今回のワークショップ担当者のミス・メイ・シェンと何度となくシンガポールサイドとメールをやり取りしながら、時にはその申請書類の面倒くささにうんざりしながら、私たちのワークショップの参加がはっきり決まったのは3月下旬でした。



  午前中成田を発った私たちは、約七時間余りの快適な空の旅を楽しみ、時差が一時間程のシンガポール、チャンギ空港に到着しました。タクシーで市内に向かいホテルにチェックインすると、寛ぐ間もなく夕方にはレセプションが有り、ドレスコードはエスニック、つまり民族衣装と聞いていたので、私たちはこの熱帯の国で果敢にも着物を着て参加しました。普段あまり汗を掻かない私ですが、この蒸し暑さには参ってしまいました。しかも会場に着くまでの我慢と思っていたら、何と会場は野外。ガ~ンショックの余り、思わず「マジですか?」と若ぶってしまいました。本当にどうにかしてくれと思いましたよ。あまりの暑さに目の前のご馳走を見ても食欲が湧かず、ただひたすら冷たく冷やされたワインを飲んでいました。

   

  写真がぼやけているのは、湿気と水蒸気でレンズが曇っているのです。伝わるでしょ~、尋常でない暑さがとにかく蒸すんです。私たちは今回が初参加だったので、勝手が全く判らなくて、周りの人たちに愛想を振りまくのが精一杯だったにも係らず、着物なんか着ているものですから、不思議な注目のされ方をしていました。主にアジア圏の国のダンサー達でしたが、とにかく世界各国から様々なスタイルを持つダンサー達100名程が一同に集っている様子は圧巻でした。

 ワインを片手に物珍しさにキョロキョロと挙動不審に周りを見ていると「Michikaoru!」と声がして、私は6年ぶりにミス・テレサと再会を果たしたのでした。その後、今回のワークショップ担当のミス・メイ・シェンと無事会うことが出来ました。彼女自身もダンサーだということで、メールでのやり取りのイメージとは全く違う若くてチャーミングで伸びやかな容姿に驚きました。

明日の朝の打ち合わせのスケジュールを確認していると,今回のWDAシンガポールシンポジウムの理事長であり、戯曲学院の学長のドクター・チュア氏の挨拶が始まり、生徒たちによるオープニングパフォーマンスへとレセプションは進んでいきました。

  その後、アフリカの太鼓の様な打楽器の演奏に先導され、今回のシンポジウムの始まりを周りに知らしめるように、シンガポールの夜の街を練り歩くと、今夜のファースト・ショウケースの行われる、ミュージアムシアターへと雪崩れ込みました。







  

 やっとエアコンの効いた館内に入ることが出来、ほっと一息。そこでいくつかの「コンテンポラリーダンス」を見ることになりました。太極拳のような動きが基本になっているものや、タイやインドネシアやインドの民族舞踊をベースにアレンジされているものなどに様々な要素を取り込んで表現されている「コンテンポラリー」と言われるダンスを見て、私達は私達の日本舞踊が世界にあっても、いかに唯一無二のオリジナル性の高いものかを確信。今回のワークショップにかなりの手ごたえを感じ、第一日目を終えたのでした。