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各国政府も,また違った意味でたばこに依存しています。例えば,米国政府はたばこ製品に対する州税および国税という形で年間120億㌦(約1兆2,000億円)を徴収しています。とはいえ,連邦政府の技術評価局は,医療費と生産性低下から試算して,喫煙に年間680億㌦(約6兆8,000億円)という値札を付けています。

経済上の見返りや多くの働き口をもたらすという主張,芸術に対する助成,健康上の危険を絶対に認めないこと―確かに,たばこ産業は自衛策として変わった形の気球を揚げてきました。それらがロンドンの上空に揚げられた防御用気球よりも効果的かどうかは,後になってみないと分かりません。

しかし,それらの大会社がもはや本性を隠せないことは明らかです。彼らはすでに莫大な利益を上げ,無数の命を奪ってきましたが,結果としておびただしい人命が犠牲になっているということには一向にお構いなしの様子です。

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その気球は嘘で膨らんでいるようだ

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政府の論文は間接喫煙が発ガン原因になることを示している

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ニコチンは既知の物質の中で最も依存症を引き起こしやすい

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彼らはすでに莫大な利益を上げ,無数の命を奪ってきた

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5万件の調査―何が分かったか

以下は,たばこの使用に関連して研究者たちが挙げている健康上の問題の抜粋です。

肺ガン: 肺ガンによる死者の87%は喫煙者です。

心臓病: 喫煙者は心臓血管の病気にかかる危険性が70%高くなります。

乳ガン: 1日に40本以上のたばこを吸う女性は,乳ガンで死ぬ確率が74%高くなります。

聴覚障害: たばこを吸う母親を持つ乳幼児は,音を聞き分けるのがより困難になります。

糖尿病に起因する危険: たばこを吸ったり,噛みたばこを噛んだりする糖尿病患者は,腎臓を悪くする危険性が高く,網膜症(網膜の障害)の進行が速くなります。

結腸ガン: 15万余りの人々を対象とした二つの調査によると,喫煙と結腸ガンとの間には明らかな関連があります。

ぜん息: 副流煙は子供のぜん息を悪化させる場合があります。

喫煙者になる素地: 妊娠中にたばこを吸っていた女性の娘は,喫煙者になる確率が4倍になります。

白血病: 喫煙は骨髄性白血病を引き起こすようです。

運動中のけが: 米国陸軍の調査によると,喫煙者は演習中にけがをする確率が高くなります。

記憶: 複雑な作業をしている時に多量のニコチンを摂取すると,頭の冴えが著しく損なわれる場合があります。

うつ病: 精神科医は喫煙と重症うつ病や精神分裂病との関連性を示す証拠を調べています。

自殺: 看護婦に関する研究によると,たばこを吸う看護婦の間での自殺率は2倍になります。

このリストに加えるべき他の危険: 口腔ガン,喉頭ガン,咽喉ガン,食道ガン,膵臓ガン,胃ガン,小腸ガン,膀胱ガン,腎臓ガン,子宮頸ガン,脳卒中,心臓発作,肺の慢性疾患,循環器系統の病気,消化性潰瘍,糖尿病,不妊,産児の体重が少ないこと,骨粗鬆症,耳の感染症。火事になる危険も加えることができるかもしれません。家やホテルや病院の火事の主な原因はたばこだからです。

たばこの怖さは、重々承知なのに、
やめられない。
どうか、正確な知識が増し、
この惑溺性の強いたばこに首尾よく
勝ち得ますように。
=*^-^*=にこっ♪