

アルコール依存症は、
否認の病気だ。
周りが変と気づくまでに時間がかかり
本人はもっと、自己正当化する。
舞は、テレビの「妻たちの思秋期」
というのを見て、
本を買ってきて、読んだんだけど
ノンフィクションで
銀行の頭取奥さんがアルコール依存症になって、
結婚式の仲人をやり、
式で禁断のため幻覚、幻聴が出て、
大変な騒ぎになるというものだった。
その一週間後に、舞は結婚式の仲人を頼まれていたから、
まず、めちゃくちゃあせった。
その前にどうしようもないことを認めて、
防衛医大に行っていたのだが、
そこでの診断は、趣味を持ちなさいだった。
せっかく指圧の免許をとっても、
働かせてくれない主人、
妻であり、母である立場に安住できない自分。
がんで死んだばかりの母。
もう、苦しかったな。
それで、バラの花を作り始めたんだけど、
庭に50本植えて、朝から晩まで
やっていたな。
しまいには、花屋を手伝いながら
お金要らないから、現物〔もちろん、観葉植物〕をくれみたいな・・・
そして、家の中はきれいになり、
まるでジャングルのようだったな。
それでも、わたしのお酒はとまらなかった。
あのね、アルコール依存症は、
飲んでいるアルコール度数とか、
飲んでいる回数とか、
飲んでいる杯数に関係ありませんから・・・
=*^-^*=にこっ♪