術後の経過はいつもの通り良好な母
都内の権威的ガン専門大病院は
とてもきれいで見晴らしよく
同室の人と楽しくおしゃべりして
母は過ごしていました

個室になったことは
ありませんでした
口の中のいろんな病気の方が
いっしょに入院していました
母はいつも治って退院する人と
同じ部屋でした

今回の病院は棟が二つあって
母が入らなかった方の棟は
治る見込みのないガンの方が
入るらしいと言ってました
そちらに移ったら
あきらめないといけないってこと?

母は口の中の傷が治るまで
鼻にチューブを通して
流動食を取ります
毎回そうでした
上手に入れられました
口からやわらかいものが
摂れる許可が出れば
プリンなど食べられるので
そのときはすぐに
買いに行かされました
母はプリンが大好きで
病院で食べられるときは
ウヒウヒって感じでした

向かいのベッドの奥さんは
喉に穴を開けて
そこから呼吸を確保していましたが
数日後には取れて
穴は塞がれ、母の話し相手に
なってくださいました

でも、はす向かいの若いお母さんは
抗がん剤治療中だったようで
髪が全くありませんでした
見るからにやせこけて
しんどそうでした
何ヵ月も入院してるそうでした
お子さんが小さかったと
思います
母はたぶん3週間くらいで
退院したと思いますが
その方はどうなったのかなと
思い出します

この病院には
全国から患者が来るそうで
たまたまお話した女性は
神奈川県の小田原辺りから
ご主人のお見舞いに来ていると
話してくださいました
退院が近いけど
タクシーで帰れないので
電車で帰らなくてはならず
駅のエレベーターの場所を調べ
乗り換えに歩きを減らす車両を調べ
ご主人の負担を減らすルートを
探しながら行き来しているとの
ことでした
素晴らしい!
都内から小田原まで
タクシー無理だよね…
ちなみにうちは
父ちゃんが電車乗って迎えに行き
帰りは母とタクシーで
帰って来れました
ありがとうございます

もうだいじょうぶだといいな

みんなそう思ってました