2021/2/20~2/22の3日間、ブレインスポッティング(BSP)の開発者であるデイビッド・グランド博士自らによる、日本初のphase3トレーニングに参加しました!
Phase3では、複雑なクライエントさんにも対応可能なブレインスウィープやパーツワーク、演劇や芸術のパフォーマンスを向上させる技法、スポーツトラウマへの対処などを、デモンストレーションと実習を通してしっかり身に着けました。特にさすがデイビッド博士のデモンストレーションは圧巻! 被験者となってくれた実際の役者さんの演技が、たった30分ほどのBSPで全く別人のように変容し改善したのにはびっくりを通り越して唖然…。人間の脳のポテンシャルのすごさと、それを引き出すことができるBSPの可能性とダイナミズムにあらためて動機付けられました。
しかし個人的には、パーツワークの二人一組のエクササイズプログラムで触発され、
はっきり認識した私自身の、この次元の属性ではないと思われるパーツ(注1)との想定外の展開がこのあと訪れようとは、この時はまだ予想だにしていなかったのでした。つづく
(注1)パーツ
人間の心はいくつかの「パーツ」(部分)あるいは「自我状態」から成っていると考えるのが、
アメリカの精神分析家ワトキンス夫妻が開発した自我状態療法のモデルです。「自分とはこんな人」と思っていても、人間の心は実は多くのパーツから成り立っていると考える方が自然です。それは普通の健康な人にも当てはまることです。例えば、職場ではバリバリのコワい上司が、家に帰って子供やペットの前では赤ちゃん言葉で喋っているとすると、その人は職場と家では違うパーツが前面に出ていることになります。また、人は受け止めきれないような衝撃に出会った時に、苦痛や恐怖や怒りを1つのパーツに押し込めてシステム全体を守ろうという傾向もあるようです。一人の人の中の色々なパーツ間で、人生に何を望むかについて矛盾が生じると、その人は葛藤を解決できずにいろいろな問題や症状を呈することになるかもしれません。