昨日 4ヶ月ぶりに、老人ホームにはいっている父を見舞った。
予約をして、10分 プラスチックのつい立てごしに
話す。
昨日はご機嫌があまりよくなく、笑顔が見れず。
娘のわたしのことも だんだん 分からなくなってきたと話す。
近くに住む 妹には、こんな生活はつらいと
漏らしていると。
せつないなぁ
家族が四日市に住んでる時に、わたしは東京の看護学校に入学して、寮生活になった。
父は東京に、出張のたびに、わたしを寮から連れ出し、ご飯を一緒に食べた。
新橋の駅で別れが近づくと、わたしは溢れそうになる
涙を必死に隠した。
父が見えなくなってから、思い切り 泣いた。
もう30年も前のことだけど、ありありと思い出せる。
わたしの中では、父はあの日の父のままだ。
現実の姿は違うけれど、
お互いにかようものは、きっと 変わっていないんだ